フヅクエ販売部

チケット

いつか行くフヅクエ券

fuzkue/2020年4月
2,500円~
ちょっと先の楽しみを持とう、次の10年間も楽しく本を読もう、という先払いデジタルチケットです。1枚2500円。有効期限は10年間。「いつかフヅクエに行くぞ〜」という方、「誰かにフヅクエの体験をプレゼントしたいぞ」という方、ぜひお買い求めください。

読書の日記

読書の日記 本づくり/スープとパン/重力の虹

阿久津隆/著 戸塚泰雄/装丁 箕輪麻紀子/装画 内沼晋太郎/編集・発行
NUMABOOKS/2020年3月
1,850円
本を読む人と、その生活。東京・初台の〈本の読める店〉「fuzkue」店主による、読書の喜びに満ちた圧巻の日記シリーズ、待望の第2弾!額に入れた絵画のような美しい表紙の、厚さ5cmのハードカバー。装画・箕輪麻紀子。 登場する本(一部):トマス・ピンチョン『重力の虹』、ホセ・ドノソ『夜のみだらな鳥』、武田百合子『あの頃』、滝口悠生『高架線』、島尾敏雄『「死の棘」日記』、植本一子『降伏の記録』、ダニエル・L・エヴェレット『ピダハン』、フアン・ガブリエル・バスケス『密告者』など。

メールマガジン「読書日記/フヅクエラジオ」

阿久津隆/著・発行
2019年1月創刊
月額800円
店主阿久津の「読書日記」と、おたよりをご紹介したりご質問にお答えしたりスタッフがコラムを書いたりする「フヅクエラジオ」の2本立て。土曜日の朝に発行。毎週文庫本30ページ前後のボリュームです。書籍版『読書の日記』刊行ごとに献本します。また、一定額が集まったらそのお金で次のフヅクエをつくります。

読書の日記

阿久津隆/著 緒方修一/装丁 唐仁原多里/装画 内沼晋太郎/編集・発行
NUMABOOKS/2018年6月
2,500円
本を読む人と、その生活。
このような365日の記録が、かつてあっただろうか。東京・初台の〈本の読める店〉「fuzkue」店主、初の単著にして読書の喜びに満ちた圧巻の1100ページ。

◎推薦のことば
すべての文章に当てはまるわけではないが、この人の文章はまさに、文は人なり、才気煥発、多動症的バイタリティーを存分に現していて、「ぜひ会いたい!」とも思うし、「会わなくてここにある文章でじゅうぶん」とも思う。

こういう高い能力を持った人は、世間では成功すると思われがちだが、その高さの質が世間と折り合わないために、「労多くして益少なし」というか、端からはわざわざ見返りが少ないことばかり選んでいるように映る。

私はこの人に似た人を二人知っている、一人はアルチュール・ランボーで、もう一人は樫村晴香という70年代からの私の友人だ。

二人とも浅い知り合いは、「もっとうまくやればいいのに(あいつにそれができないわけないんだから)…」と残念がるだろうが、よく知る友人は、これが彼の精一杯の社会との接触であり、彼にその気がなかったら自分は彼と交遊することがなかったと、年とともに感じるようになる。

凡庸な人には彼の能力も魅力も、アフリカの砂漠での後半生が見えず、ただ天才詩人としか思われず文学青年(死語)の崇拝の対象でしかない、そういう、ランボーのアフリカでの日々を思わせる、これはそういう文章で、私の気持ちを掻き立てずにはいない。

保坂和志(小説家)



ここに収録された日記よりずっと以前の日付のものだっただろうか、阿久津隆は「ストラグルという言葉が好きだ」というようなことをたしか書いていた。ぼくは「ストラグル」という語感をすぐに気に入り、真似して使ってみようと考えたことを覚えている。彼の日記をだらだらと読み進めているとふとした語彙がとてもフレッシュにみえることがある。

去年秋にようやく映画『オデッセイ』を観て、続けてすぐに原作『火星の人』を読んだ。火星に一人取り残された植物学者マーク・ワトニーが生存の証拠として書き続けた日記。

火星にマーク・ワトニーがいて、そして初台に阿久津がいる。初台のマーク・ワトニーこと阿久津隆……よくわからないけどたぶんそんな感じ。二人がしばしば記す、いかに今日自分は疲労しているのかという描写が妙に楽しい。彼らのストラグル=悪あがきの記録を愉快に読めるというこの幸福。二人とも日々のあれこれにまるでこどもみたいに一喜一憂し、ぐったり疲れ、その一方で、日記を書く手を、仕事をする手を、本を読む手をなぜか止めない。

1ページ目の冒頭、つまり1日目の日記の、1行目。読み始めてすぐ、体からふわっと力が抜けた。これがもし映画のファーストカットならばぼくはきっと大興奮したか心底嫉妬しただろう。何気なく置かれたカメラが捉えたなんてことはない実景カットのような、でも、まさしくこの本「読書の日記」のファーストカットはこのカット以外にありえないだろうというような、すてきでとんでもない1行目。

三宅唱(映画監督)



本の仕事をしているとよく聞かれることのひとつに、本をいつ、どのように読んでいるのですか?というのがあって、正面から答えようとすると説明がむずかしい。けれど、これからは本書を差し出すことでごまかしたい。ぼくのことはともかく、毎日このように読んでいる人がいますよ、と。

阿久津さんは、食べるように本を読む。仕事が忙しい人も、生活が落ち着かない人も、食事はする。ちょうどそんなふうに。人は、食べたものと読んだものとでできているのだ、という気がしてくる。

本書はまた、経営の日記でもある。経営の目的は、数字を稼ぐことではない。店主がいて、店としての理想があり、それに少しでも近づきながら続けていくことが、なにより最初にある。その思いを胸に、仕込みをして、店を開けて、客が来れば迎え、料理をして提供する。その先についてくるものとして、最後に数字がある。そのことの愉しみも苦しみも、すべて書かれている。だからきっと、お店をやっている人には勇気と共感とを与えるし、これからお店をやる人には、遠回りかもしれないがいつかうんと役に立つ。

それより何より、読んでいて、べらぼうに面白い。これは日記の形をした小説だ。阿久津さんと一緒に、今日も明日も、どんどん本が読みたくなる。こんな本が、かつて他にあっただろうか。

内沼晋太郎(ブック・コーディネイター)

書籍

本の読める場所を求めて

阿久津隆/著 有山達也+山本祐衣/造本 田渕正敏/装画・挿画 平野麻美+綾女欣伸/編集
朝日出版社/2020年7月
1,800円
本を、読む。こんなシンプルなことが、どうして放っておかれているのか。

「書を携えて、街に出る。人が人といてひとりになるためには
こんなすったもんだが必要なんですね」
――片桐はいり(俳優)


本はあっても、読む場所がない!
家でもカフェでも図書館でも……ゆっくり読めない。街をさまよう。
だから、「今日はがっつり本を読んじゃうぞ~」と思う人たちが
心ゆくまで「本の読める」店、「fuzkue(フヅクエ)」をつくった。
本と、光さえあればできるはずのものが、どうしてこんなに難しいんだろう?
心置きなく、気兼ねなく本を読むためには、なにが必要なんだろう?
なぜか語られてこなかった「読む」「場所」をめぐって、
ストラグルし、考えぬいた先に見えてきたものとは?
大部の『読書の日記』に綴る読書の喜びで人を驚かせた著者が、
ユーモアを織り交ぜた文体で小説のように書き記す。
「読書」を突き抜けて、「場づくり」「孤独」「文化」「公共」まで眼差す。
――きれいごとをちゃんと欲望しよう。

「もし映画館がなくて、小さな画面としょぼい音響でしか映画を観ることができなかったら。もしスキー場がなくて、野山を一歩一歩自分で登ってでしか滑ることができなかったら。もしスケートパークがなくて、注意されたり迷惑顔をされたりするリスクを常に抱えながらしか遊ぶことができなかったら。心置きなく没頭できる場所を抜きに、それぞれの文化の裾野は、今のような広さにはなっていないはずだ。
〔…〕だから読書にも、そういう場所があったほうがいい」(本文より)

フヅクエの案内書きとメニュー

阿久津隆/著・編集・装丁
fuzkue/2020年4月
1,000円
「やたら長い」と評判の、店でお客さんに読んでいただく、フヅクエの説明や決まりごとが書かれた案内書きとメニューです。バージョンにもよりますが45ページ前後。

たとえ夢とはいえ、この道の伸び方は異常では?──フヅクエ交換日記

阿久津隆、仲西森奈、山口慎太朗、マキノ、佐藤、西野/著
仲西森奈、阿久津隆/装丁
fuzkue/2020年5月
600円
2020年4月9日の0時7分にSlackに、交換日記やらない? と書き込んだところ、5人のスタッフ全員から同意が得られたのでその日から交換日記が始められた。今回は4月30日までの分。
フヅクエはほぼ休業中だった。その間、ある者は連日フヅクエに詰めて仕事をし続け、ある者は短歌や俳句を作り、ある者は生活リズムが全壊し、ある者はフヅクエに働きに行き、ある者は料理に勤しみ、ある者は早朝のランニングを日課としながら、それぞれに暮らした。そんな4月の記録です。

ヴォヴァル・ヴォルヴァッヴがやってきた──フヅクエ交換日記

西野、山口慎太朗、マキノ、佐藤、仲西森奈、阿久津隆/著
仲西森奈、阿久津隆/装丁
fuzkue/2020年6月
600円
交換日記第2弾。2020年5月の日記です。
フヅクエはほぼ完全休業から予約制営業に移行したものの……
久しぶりにフヅクエに行く者、10万円いつ振り込まれるんだよと思う者、くつくつ煮詰めてチャイをつくる者、総理大臣の会見を見ながら餃子を食べる者、眠れないから短歌連作をつくる者、タダ酒にありつく者——それぞれが過ごした、それぞれの5月。

ははは。ヒッチハイクじゃあるまいし──フヅクエ交換日記

佐藤、西野、山口慎太朗、マキノ、仲西森奈、阿久津隆/著
仲西森奈、阿久津隆/装丁
fuzkue/2020年7月
600円
交換日記第3弾。2020年6月の日記です。
フヅクエは完全予約制営業を経て、ぽつぽつと通常営業に戻していったが、客入りは厳しく……
それぞれが過ごした、それぞれの6月。

1日、ニャ!、空腹時のバファリン、食べかけのおにぎり 2日、チェ・ゲバラ、明るい未来 3日、外壁の工事、聴こえる声量 4日、好きな枕、梁を歩く猫 5日、白亜紀の恐竜たち、紙ナプキンの人 6日、十進法、ショートブレッドを焼く 7日、白瓜のお漬物、クラリネット、風であること 8日、冷房の不具合、冷静に強く、ただいま混み合っております、トリュフォー特集 9日、おとといの滝口さん、映画館の喫煙室、ベッカーズみたいなところ、ジャン・ピエール・レオーは僕のヒーロー 10日、ピンとくる冷やし中華、日曜日の気まずいテーブル 11日、現代の恐竜たち、洋梨を思わせる色、椎茸の味見 12日、大人は判ってくれない(牛乳の瓶を盗んで飲むんだよね) ふたたび12日、長めのいいメニュー、できる限り善良、雨とアメスピ、13日、お墓参り、白塗りの苺、持つことを期待される明確なビジョン 14日、北海道の蛍、おしゃべりとかは一切できない、証明写真機 15日、ドッペルゲンガーに出遭ったら、ある種の音楽性、歴史は苦手 16日、無音の暗闇、遺書、緊張する店員 17日、カール氏はドライヤーを使っていたか? ハロゲンヒーター 18日、動詞の活用、しばらく拍手は鳴り止まなかった、比喩ではなく 19日、片道5キロの引っ越し、確率の夜、マグマの中のマグ、20日、孤独な心の持ち主、ピアニストを撃たないで、タリスマン 21日、肯定的な言葉、プラム、コーギーの前足、22日、手作りのちんすこう、兄弟の名前、梅花皮のマグカップ、瞳孔の士 23日、わかめと切り干し大根の共通点、比喩的な疾走、見ちゃうと直したくなる、ままならぬ飯 24日、小説の朗読、チャンコリ、木山捷平、ポメラのカーソル 25日、早朝パン焼き、やけくそチップスター、投げやり飲酒、浮いたり沈んだり曲がったり、アロエヨーグルトの発明 26日、マスター驚く、茶豆とビールと映画 27日、ビタミン、ロメインレタス、ユーモア、旧弊な納屋、おじの集まり 28日、アルコール不在届、仮想のトークボックス、サラダがいい、30を超えたら 29日、RとSに気をつけろ、キャプテン・アメリカ、クリスマスのサラダ 30日、偽装されたクラクション、フィラデルフィアの手掛かり、リンゴ園

起こさないでください

仲西森奈/著 古本実加/装丁 稲垣佳乃子/編集 修美社/印刷
さりげなく/2019年11月
1,800円
スタッフ森奈ちゃんこと仲西森奈の歌集(短歌とエッセイのようなものと索引)です。

誰かの日記

山口慎太朗/著 新島龍彦/造本 梶原恵・新島龍彦/デザイン 
2020年10月
2,500円
スタッフ山口くんこと山口慎太朗の架空の日記集です。

CD・Tシャツその他

music for fuzkue

nensow/音楽 斎藤幸子/写真 阿久津隆/文章
fuzkue/2020年4月
2,000円
岡山県在住の音楽家nensowによる、フヅクエのために制作された、読書の時間を豊かに彩る61分30秒のアンビエント・ドローン。

「食べるように読んでいる」Tシャツ

fuzkue/2018年8月
3,000円

フヅクエロゴTシャツ

fuzkue/2018年8月
2,800円

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