その本を読むためだけに用意された、贅沢で最高の読書時間——
「会話のない読書会」は、楽しみにしていたその本を、同じくその本を楽しみにしていた人たちだけが寄り集まった空間でただただ読む、という読書会です。
この読書会では、参加者同士が本について語り合ったりすることはしません。映画館で映画を観るように、おのおのの席で、黙々と、ただ読む。コーヒーやお酒や食事を楽しみながら、決められた時間のあいだ、ただただ読む。時間になったら帰る。
参加者たちは見知らぬ者同士のまま、「ここにいる全員が今、同じ本を読んでいる」という認識だけが渦を巻く。ただそれだけが、どうしてだか忘れがたい、濃厚かつグルーヴィーな体験に、なれ、という企てです。
今回は「世界33か国で刊行、オランダ生まれのチリの新鋭による、科学史に着想を得た斬新なフィクション」というこちらの一冊です。今ちょうど僕がチリの小説家のロベルト・ボラーニョの『2666』を読んでいるところというのと、訳者の松本健二さんのお仕事にはボラーニョの『通話』やアレハンドロ・サンブラの『盆栽/木々の私生活』等、すごく好きな小説があるので、あ、松本さんだ、みたいなところで、でございます。
この本についての松本さんのインタビューはこちらからご覧いただけます。めちゃくちゃ面白そう〜!
https://youtu.be/x4PO0nOURUM?si=P5Wa6hUWDGMa5cdM
開催概要
日時
4月18日(木)
予約ページはこちら
19:30~22:00(19:00開場)
※この日の通常営業は18:30までとします。
場所
フヅクエ初台 渋谷区初台1-38-10 二名ビル2F
読む本
ベンハミン・ラバトゥッツ『恐るべき緑』
※ 本はご用意ください
料金
1870円(税込み)
※ 2ドリンク付き
定員
11名
キャンセルについて
お申し出が前日までかつ「そこまでに売切れになっていなかった場合」は返金させていただきます。当日のキャンセルによる返金対応はおこないませんのでご了承ください。
当日の流れ
「読む本」を読みます。
飲み食いしつつ、ただただ読みます。
途中で疲れたらしばらく他の本に退避したり、外出しての休憩も。
22時で終了のお知らせをしますが、あと30分は開けていますので、そのまま読書を続けていただいてもいいですし、この日は22時以降はおしゃべりとかもOKです。
という感じで、なかなか味わうことのない読書体験になるのではないかと思いますので、ぜひいらしてください〜!