三宅唱さんが選ぶ5冊

本屋さんの選書コーナーを覗くのが好きなので、この企画に参加させてもらえて嬉しいです！

面白い！　友達にあげて、買い直して、またあげて、が続いている一冊です。 フヅクエ文庫016（選者 三宅唱）

ふとした時に適当にページを開き、ちょっとずつ読んでいる本です。読み通すことは一生ないと思うけれど、近年最も手に取っているかも？　雨を表現することばの数に驚くし、色気のあることばも多く、読んでいて愉しい。また、ごく私的なノリが稀にこそっと、説明文中に品良く挟みこまれているのを見つけるのも面白いです。 フヅクエ文庫017（選者 三宅唱）

はやく映画にならないかなの一冊。主人公がかっこいいです。トニー・スコット監督に映画化してほしかった！ フヅクエ文庫018（選者 三宅唱）

「となりの一休さん」という本が最近とても面白かったので、それをオススメしたいのですが、文庫縛りのルールに従い、こちらを是非。アニメの「一休さん」像しか知らなかったので、怒りと自由が結びついたてんやわんやの人生に「そうだったんだ！」という驚きがあるし、一休のことを考えているとスカッとします。 フヅクエ文庫019（選者 三宅唱）

日記もしくは旅行記のようなものを一冊、と悩んだ挙句これにしました。小さいころ、北方探検の人生や島流しの人生によく想像力を掻き立てられていたことを、この本を読んで思い出しました。数ページごとに「にしても、すごいことだよなあ」と何度も遠い目になるので、なかなか読み終わりません！ フヅクエ文庫020（選者 三宅唱）