今月の福利厚生本 （マキノさん） 小山清『風の便り』（夏葉社）

月1冊、リクエストされた本を渡しておしゃべりをする「今月の福利厚生本」。今回は初台・下北沢のマキノさん。小山、清、風、夏葉。なんで読みたくなったのか、うかがいました。（聞き手：阿久津隆）

気づいてた？

へへへへ

ばれないように。読んだ？

あちょっと読んじゃいました

そうだよねへへへ、なんかさーこれさ、届いたときからさ

うん

ちょっとだけここよれてて

あ、そう、ここもちょっと

あれ、これどこで買ったんだっけ俺

いやわかんないです

アマゾンだ、

アマゾンへ〜

それはそうと

うん

ね、いい言葉

そういい言葉

わー俺も、最近、

うん

特にそう思う

これ中見ました？

ううん見てない

なんか、挿絵？ みたいなのがあって

あ、シール？

なんか、紙が、貼ってある

へえ、すごーい、ええ、こんなの初めて見た

ねえなんか、いいですよね

うん、これは

夏葉社

イラストは

イラスト、誰だろどっかに書いてありました

そうだよね、最初かな

最初かな

あ高橋、高橋さんてなんか、夏葉社の、本、で名前が出たことある気が常連、常連ていうか、あれかな、あ全然記憶違いかもしれないけどへ〜〜〜〜〜えこれは、これは違うか

これは

エンボスっての、

ああ

は、箔じゃないけど

ちょっと凹んでますね

そこに、印刷した感じなのかな、へ〜〜〜〜いいですねえ、好きな人のことを褒めることで生涯を送りたい

うん

送りたいねえ！

ふふふふ

マキノさん今日もよくがんばったねほんと

はははは、褒められた、これ、本文に、出てきた言葉でした、最初のほうに

ふうん、いやあ、褒められ、褒め、褒められたい、褒め褒められながら生きたいね

ふふふ

マキノさんは素晴らしいよねえ

阿久津さんも素晴らしいですよね

ふふふ、ほんとにね、ふうーん、小山清

うん

小山清って俺、全然知らないけど、講談社文芸文庫とかに、しばしばいる人かな

へ〜〜〜なんか太宰治に師事したって

ふう〜ん

書いてありました

あほんとだ

あ落穂拾いとかなんか、見たことある気がする講談社文芸文庫で

ふうん

ふう〜んこれは、夏葉社の新作が、みたいな

いやなんか、帯、いい帯だなあ

いい帯だなあふふふふ

あと、さっきの、扉の、絵のやつが、いいなあって思って

へえ

やーこういう本だからこそ、なんかちょっと、申し訳ない

いやいや、アマゾンが

あれ、もう一冊買おっか

あほんとですかへへへ

これ俺もらうよ

ははは

なんか、

やったー

読みたくなっちゃって、この人の言葉触れたく

ふふふ

ちょっと待ってね、あそれまで貸してあげようか

あいいです

あいい？　ははははは、初めての、ちょいちょいさ、福利厚生本やってると俺もそれ読みたいなーってのがあるんだけど、やったーもらっちゃった、ありがとー

はーい