今月の福利厚生本 (西野くん) ジャック・ロンドン『赤死病』(辻井栄滋訳、白水社)

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えっへっへ
なかなか、でも、微妙に、階段状に、なってるから
んふふ、そうだね
もしかすると、まだ望みは、捨ててはいけないかなと
あははは、でもけっこうきれいに階段状になってるよね
二名ずつくらいで
そうだね
うん、望みはあるかなと
ふふ、望みがなくなる状態ってなんだろね
なくなる状態は、なんすかね、こう、一時間半くらいの予約がめちゃくちゃ埋まってるみたいな
あははは!
あはははははは!
うわそれはけっこう望みないねたしかに、それって、1時半、で、入れ替わりがあるっていう
あっはっはっは! やばいっすねそれ1時半で5人くらい入れ替わって
えへへへ、あそれは、対応できないね
対応できないっすね〜
二人だったらどうにかなるのかな〜
二人ならなんとかなるんすかね〜
なんとかなるのかな
まあ一人だったらまず無理かな
もう、不可能だよね
不可能ですね、ほんとに、ほんとにもう、食事は出せませんがっていう、水しか出せない
ね、水しか、なんか出したいけどね、たしかになあ、それはそうだわ〜、あそうそう渡しそびれていた、
あっ
だいぶ前に買ってるとこ見てるよね
だいぶ前にリュックから、ちらりと、表紙だけ見て、
そうなのなかなか、そのあとなかなか、お話、貴重なお話をうかがう時間が、取れなくて
忙しいっすね
ねえ、あっち行ったりこっち行ったりね、西野くんも
あーおいし
これってさ、なんて読むの
せきしびょうじゃないですか
せきしびょうなんですかね
うん
せきしびょう、エドガー、アランポーの、短編にも
おん
赤死病の仮面ってのがあって
あ、へ〜
それとはちょっと原題は違うみたいなんですけど
あ、へ〜
だからせきしびょうじゃないですか
それはなに、レッド、レッドなんとかみたいにいうの、あ、スカーレットなんだね
うん、緋色なんですよだから
ふーん、あ、2013年の話、なんだ
あ、そうなんですね、設定が?
うん
あ、違う2073年だって
2073年
へ〜
SFだって、聞きました
ふ〜ん、ロンドンってそういうのも書いちゃうんだね
なんかジャック・ロンドンは、めちゃくちゃ書いてたみたいです
SFを
いや、いろんな作品を
あ、いろんなものをね、これは、すごそう
一日、なんだっけ、2000語、タイプライターで書くことを、
あー
己に課していたみたい
へ〜、なんかさーあの、えいご、英語だとっていうか、何語っていう言い方ってね
うん
日本語だと、ピンと来ない、よね
日本、語だとやっぱり、原稿用紙何枚とかって、感じですかね
まあ、何文字かなあ
何文字
語の単位なんだよね、ブロックがあるもんね
そうっすね、なんだっけ、村上春樹の、長編小説とかを、書いてるあいだは、なんか一日に、原稿用紙、何枚だっけな、10枚、
お〜
でそれよりも、多くもなく少なくもなく
あ〜
きっちり毎日書くみたいな
へ〜
みたいな書き方をしているみたいです
それってお多いよね、多そう、そうでもないのかな
どうなんですかね
はやい、早そうな気がする
4000字?
よんせん、10枚だと4000、よんせん、よんせん、
その本の読める場所を求めては、これは、全部で、原稿用紙で言うと何枚くらいなんですか
これは、300枚とかじゃない
ふーん
なんか枚数って、なんとなく、いちいち、文字数、なんか枚数、原稿用紙4枚ってあ10枚ってことは4000字、で1ページが、本にすると1ページって600から700字くらいだと思ってるんだけど、でなんか6ページくらい、村上春樹の小説、400ページとかは平気であるよね
そうですね、原稿用紙、
400ページを書くとしたら、1日6ページだと、
2ヶ月
あそっか
くらいですかね
ろくじゅう、お〜、へ〜、だからなんかはやい早いペースな気がするね
うん、
どのくらいの期間を掛けて書くんだろうね
でも、やっぱり一回書き直し一回書いて、また最初から書き直して、
あ、最初から書き直すんだ
じゃなかったかなあ、ちょっとうろ覚えですけど
へ〜、
データが飛んで、チャプターひとつまるごとデータが飛んで、であれどんなんだったかなーとか思いながら書き直したみたいな
あそんなことあるんだ、おそろしいね
でも、書き直したら、書き直したちょうど、それは、書き直したくらいに、ひょっこり前のデータが見つかって
おほん
で、なんだよって思って読み比べてみたら、いやでも書き直したほうがよかった、みたいなことがあるみたいな、
やーけっこう、そういうのってどういうもんなんだろうね、書けば書くほどよくなっていくものなのかね
うーん
なってくのかねー
やっぱり改善、改善点みたいなのはあるでしょうね
やー、そうなんでしょうね、一番最初の一番ラフなバージョンが、
うん
なんか、一番完成度は低いんだけど一番生々しいみたいなこととかもありそうだよね
うーん、そうですね、なんか、長く書かなきゃいけないから、適当に風景描写したやつが、のちのち読んだら、あ、このままいけるじゃん、みたいなこともあるみたいですね
あ、へ〜、
なんなんとかしとかなきゃいけない、なんとか、まあこんな感じの、このくらいの、なんだろ分量の文章分量の風景描写が必要だみたいなイメージがあって
あ、へ〜
で、そこをなんとかとりあえず、あとからしっかり書けばいいと思って、
は〜
スラスラスラと書いて、で後から読み返すと、あれこのままいけるじゃんみたいな
へ〜、あでもそういう、ここは風景描写だみたいなそういう、感覚があったりするんだね
なんかあるみたいですなんか、ある程度ある程度なんか、どういうんですかね、物語が、進まないような、ちょっとこう、場合によっては読み飛ばしてもいいような部分みたいなのが、小説には、必要だ、みたいな、そういった、考えの持ち主
へ〜
230グラムくらい
うん、
35、よし、オッケー、これちょっと高いんですよね、厚さのわりには
あ、ほんとだね、たしかに、
だからちょっと、ジュンク堂で、買おうかと思ったんですけど、あちょっと、やめとこう
あはははははははは
阿久津さんがもしかしたら、運搬が楽かなと思って
あ〜
ていうのは今思いついたんですけど
たしかに、なんかB&Bに、あの、取り寄せ、のあれを、したら、在庫ありまーすって、
あー
なって、俺もこれ読みたいなあ読みたくなっちゃったなあ
うん、これもう絶版になってるような、ジャック・ロンドンの作品集みたいの、から、再録されたのかなこれは
これはこれで一編なの、
これはこれで一編ですね、たしか、短い、短そう
ジャック・ロンドンって俺マーティンイーデンしか読んだことないんだけど、
はあはあ
なんか、
ふむふむ
すごい、ものすごいおもしろかったんだけど
ふんふん
ものすごい暗かったっていう、のが、基本的にあんな感じあんな感じっていうか、なかなか、苦しい感じなの
いや、どうなんでしょう、そうでもないかな、うーん、
たのし、楽しく、喜びに溢れてるようなのもあるの
うーん、でもすごい、ふぁんたじファンタジーっぽいのもあるんですよ
へえ〜
ちょっと僕は、あんまり、全体像は、有名なのはあれですよね、荒野の呼び声とか、いぬ、犬が主人公
そういうイメージあるね、あ、あ、そこ置かないほうがいいよ
あほんとに
なんか、動かなくなっちゃうから
なんだっけ、あそう、マーティンイーデンが最近映画化されて
あ、ね、
僕見に行ったんですよ最近
あ、もう日本に来てるんだ
いま恵比寿に来てます
あそうなんだ恵比寿にね、なんか俺それ聞いてさ、映画化あれで映画ってなったときになんでかわかんないんだけどさ、主演のイメージがさ、オーソン・ウェルズっていう
はっはっはっはっは!
へへ、へへ
あーいいそれいいですね、オーソン・ウェルズが、監督もしてほしい
へへへへへそうだね
あでもあ、そっか、なんだっけあの、白鯨の、映画でオーソン・ウェルズが、
ふーん
なんかエイハブ船長役をやってるんですよたしか
あ、そうなんだ
ちがったっけな
今回のは、きっとオーソン・ウェルズじゃないんでしょう
今回のは、もうオーソン・ウェルズは、存命ではないですからね
えへへへへ
さすがに、現代の技術をもってしても、しかもイタリアが舞台なんですよ
えっ!
なんかね、だからすごいちょっと、なんでイタリアが舞台なんだっていう感じがするけど
製作は、
イタリア、イタリアの人が、イタリア語で
えっ、あっ、そうなんだ、すごいね
マーティンイーデンじゃなくて、イタリア読み、マーティンエデン
へ〜〜〜、じゃあ日本版もつくっていいみたいな感じするね、
つくっていいかもしれない
なんだろね、えだ、江田松男みたいな感じかな
あー、まさお、枝野正雄
あはははははははははは
枝野正雄、見たくないね
枝野正雄、なんか、どっかの、政党の代表してそうな名前ですね
あはははは、
枝野正雄、船乗り
船乗りのね、へ〜〜〜、そうなんだイタリア、イタリアなんだだいぶ、だいぶ雰囲気、変わりそうだね
うーん
わかんないいたり
しかもなんかね時代設定が僕はちょっとよくわからなかったんですけど
半端に違うみたいな感じ?
まーてぃんいー、なんか原作、よりはちょっと現代寄り、
へ〜
白黒、なんか、普通のカラーテレビとかも出てくるんですよ
へーへーなるほどね
現代寄りなんだけどっ、なんだけど、まだインターネットはない
あーなるほどね
60年代とかなんですかね70年代くらいかな
へ〜それはなんかおもしろいね
ちょっとこうイタリアの、ネオレアリズモ的な、ところもなんか雰囲気もあって、
へ〜
イタリアってなんかやっぱり、歴史があるんだなあっていう感じがしましたね
へ~
・・・
スタッフ6人で「フヅクエ交換日記」を書いています。