4月17日現在の営業の状況と貸切についての思いつき

4月17日現在、初台店は引き続き休み、下北沢店は火曜日からドリンクのテイクアウトだけ、という形で営業再開しました（ちなみに火曜日からという半端な再開は、月曜日が雨だったからです）。

営業時間は12時くらいから18時くらいまでのつもりで（昨日もおとといも10時とか11時とかに「やってますか？」と言われて「やってるもやってないもないけど出せるので出しますよ」みたいな感じでなし崩しに営業が始まるみたいな感じでした）、営業日は晴れた日・店を開ける気が湧いた日、くらいの感じで、のらりくらりとやるのかなと思っています。後述しますが、ウェブサイトのお休みページ上で営業日や営業時間をかっちり告知することはしない気がしています。

言うまでもなく売上はわずかだし（火水木と4000円、2000円、1000円ときれいに推移して笑いました。今日はV字回復するつもりなのか開店から間もないですが1750円です）、この形でいつまでやるのかは全然わかりません。

今後、席を減らしに減らして2席とかでやるのはありかもなと思ったり、あるいは貸切みたいな形もありかもなと思ったりも、しています。
貸切の場合、フヅクエの本来の形からは脱線するけれど、1組みたいな言い方にして、もちろん1人でもいいし、2人でもいいようにして、（フヅクエが全力で守る対象でありその体験を損ねてはいけない対象である「読書をする他者」がその場にいないことになるから）別に2人の間でコンセンサスが取れるのであれば、仕事をしてもらったり少し話してもらったりも嫌ではない気がするし、たとえばご夫婦で、ひとりは本を読んでひとりはパソコンで仕事をしてみたいな感じ、とか、たとえば親子で、親御さんは本を読んでちびっこは宿題をしてみたいな感じ、とか、家のリビングの延長みたいな、そんなのもありかもしれないな、と思ったりしています。1フロア1組限定、3時間5000円（2ドリンク付き）みたいな感じでどうかしらと思ったりしています。

なんでそんな貸切を考え始めたかといえば、店を閉めていた1週間、「俺、別宅2つ持ってるから」みたいな感じで、初台店か下北沢店のいずれかに、夫婦そろって歩きか自転車で行って、それぞれ仕事をしたりして何時間か過ごす、ということを連日やっていて、「この場所すごい助かる」と強く感じたのが大きな理由です。
ずーっと家にこもっているのはやっぱり難しくて、散歩をするのももちろんすごく息抜きになるけれど、自宅じゃない場所で、しばらくゆっくり過ごす時間、というのが、だいぶ、ほしい。けれど、人が複数いる場所はやっぱり怖い。というときに、フヅクエ貸切はありな選択肢かもな〜と。だいぶ気持ちいい時間になるだろうなと。
「これはフヅクエにとっては超変則的な形で普段は超めんどくさい店なんで」と強く念押しするというか、フヅクエの本来のありようをちゃんと理解してもらえる流れをつくれたら、やっても損なわれることもないのかなというところで。まあちょっと、思いつきなんでわからないですが。いざやってみたら、バッチバチ仕事する人を前にして、あー、やっぱりなんか、そういうのフヅクエでは見たくないんだな〜と改めて思ったりもするかもしれないですが。今は思わない気がしているんだけれども。

ただ、やるにしても、普通にやるにしても貸切もやるにしても、いずれにしてもテイクアウトカップでのドリンクの提供までだろうな、という感じはしています。

という感じで、ぽやぽや考えながら過ごしているところです。
現在は客席のカウンターでこれを打っています。顔を上げたら出入り口が見えるから、お客さんの姿があったら客席から立ち上がって「こんにちは」みたいな、そんな感じで、のんきな営業をしています。

で、どういう形で営業していくかはいろいろ未定ですが、いずれにしても今は、この日、この時間で営業します、みたいなことをかちっと告知することはしないつもりです。
それは、3月から4月にかけて、状況や自分たちの感覚が一日一日刻々と変わっていったことを顧みて、今はどんな約束もできないし、しなくていい、するべきじゃない、という感覚があるから、というのと、今は、仮にお客さんに来てもらいたいとしても、よその町から足を運ばせることになるような呼び掛けは、僕にはできないな、と思うからです。
今は、お散歩の道すがら、あるいは自転車でよいしょ、そういう方々だけに来てもらう時だよなと。
フヅクエはもともと、初台の町の人たちというよりは、圧倒的にどこかよその町から電車に乗って、という人たちで成り立っていた店です。そんな店が、さらにお初にお目に掛かりますの下北沢で、「下北沢のみなさんこんにちは。フヅクエと申します」とか言いながら営業しても、あまりに分が悪いよな、というのは重々承知しているのですが、これはまあ、もう、しょうがない。
そういうわけで営業については、当日ツイッターでちょろっと言ったり言わなかったり、聞かれたら答えたり、くらいの感じになるのかな。なんも約束はせん。貸切をやるようになったらさすがに予約という約束はしないとダメだなとは思っていますが（でもそれすらもわからないというか、「この約束、お互いいつ反故にしてもいいことにしましょうね、当日、直前でも。連絡だけはしましょうね」という約束でも、今はいいとも思うんですよね。「約束をしちゃったから」ということをできるかぎり行動原理にしないで済む柔軟な形を採るほうが今は、いいと思うんですよね。いつだってわりとそれでも本当はいいんじゃないかなとは思っているんですけど、今は特に、そのときの気分とかふいに襲ってきた恐怖とか、それこそが最も尊重されるべき時なんじゃないかなと思うんですよね）。

ちなみに初台ではなく下北沢から再始動しているのは、先日「4月からの営業について」で書いたように、今は動き慣れない働き慣れない下北沢店と仲良くなる期間に充てたらいいかな（慣れなさすぎてめっちゃ動きづらい）、というのと、スタッフにとってもこっちのほうがいくらかアクセスしやすいなというのと、あとは入居しているボーナストラックはご近所の店というのがあるので、その店やそこで働く人たちの存在が心細さとかを紛らわせてくれるからです。今は寂しい思いをしたくない。あ、そうか、違うか、違うというか、大事なこと忘れてた、下北沢だと1階だしテイクアウトがしやすいからか！

まあそんな感じで、とりとめもなくなりましたが、そんな感じで元気にやっています。昨日は「雲行きが怪しくなってきたな、雨が降りそうだから帰ろう」みたいな感じで4時半に閉めました。今日は何時に閉めようかな！　わっはっは！

（あそうだ、せっかくだから受け付けというか募るというか、というか、その貸切みたいなやつでやるなら事前にわかるから初台でも下北沢でもどちらでもいいんだよな、というところで、初台あるいは下北沢に徒歩あるいは自転車で来られる方で、そんな利用をできたらちょっと助かるな、みたいに思われる方、おられたら、ツイッターなりメールなりで（インスタとフェイスブックは見る頻度すごく低いので見落とします）お声がけください。具体的にここで行きたい、とかがもしあったら、それも言っていただけると、オッケーです開けます、みたいに思う気がします）