今日の一冊

2019.05.03
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####メイソン・カリー『天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々』(金原瑞人・石田文子訳、フィルムアート社)
とにかくフルスロットルで働き続けてここまで来たけれどスタッフに任せて店には立たない時間というものが少しずつできてくると「さてなにをしよう」という気にもなるし「とは言えやらなくてはいけないことはいくらでもある」という気にもなって、どういうふうに一日を組み立てたら僕は幸せにいられるんだろう、満足できるのだろう、というのをよく考えているし今のところ答えが全然わからない。生活を設計しないといけない。紙を広げて理想の一日を書き出してみたり、書いてみて「しかしこれが本当に望むものなのか?」と思ったりしている。「朝型の生活が本当にお望みか?」というような。
そういう課題の意識をここのところ持っていたこともあっただろうし青山ブックセンターの店長の山下さんに「ひとの読書」でインタビューというか話を聞きに行く前に「山下優」で検索して調べ物をしていたところフィルムアート社のページに当たって山下さんがそこで水野祐『法のデザイン』、ブレイク・スナイダー『SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術』とともにこの本を挙げていて、見覚えがあるな、と思ったらその少し前に友人もこの本を読んでいるというのだったかSNSで書いていたか写真をアップしていたかしていて、というそういう2点での接触ということのほうがきっと購買の理由としては大きくてあそこで見てそしてここで見た、そしたらそれだ、じゃあ買おう、みたいなそういうことはよくあるそういうことで山下さんとの待ち合わせ前の時間にABCで買われた。人の日課を知ることができる本なのだろうか。健やかに暮らしたい。
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