####ヴァルター・ベンヤミン『ベンヤミン・コレクション〈3〉記憶への旅』(浅井健二郎・久保哲司訳、筑摩書房)
2017年4月23日
完全にゆっくりした土曜日で雨が音を立てて降り出したのは夕方だった、もう今日は終わりだ、そう思ったところ夜にとんとこと来られていつもの5倍くらい疲れることになった。たぶん「もう終わりだ」と思って気が緩んでいたところに一気に張り詰めさせたから、というのもあるのだろう。張り詰めたといっても緊迫した心地になったわけではないが、そんな運動は予期していなかったそういう運動がおこなわれたことは確かだった。
アホほど疲れた夜、またバルトを読んでいた、昨日と同じところを読んでいた、ウイスキーを飲みながら読んでいて、そのまま眠った。
日曜日が始まって、起きてすぐに買い物に行った、すぐに仕事が始まった、一日に継ぎ目がないというか休む時間が寝ている間にしかないようなそんな感覚になる週末だった。それもよかろうとは思ったため開店してそれからしばらく必要なこと等をやると午後にはもうあとはただ反応するだけみたいな、要は準備はすべて整ったという状態になったためなんとなく読みたくなった本を棚から取ってきてペラペラしていた。この箇所が好きだったらしくて緑色のペンで囲まれていた。今も好きだった。
一秒一秒がただもう急いで去ってゆくのを示す人生の時計として、長編小説の登場人物の頭上に掛かっているのが、ページ数である。不安になって、ちらりとそれを見あげたことが一度もないような読者がいようか。
ヴァルター・ベンヤミン『ベンヤミン・コレクション〈3〉記憶への旅』p.83
静かな日曜日の午後だったしやたらに晴れていた。今は18.9℃だった。23℃だと思ったら意外に低かった。気分はよかったり悪かったりした。
14時までまったく暇で14時から一気にまったく暇でなくなった、なんだか
ライフをうまく積み上げられない。なんとなく物悲しい。ひっきりなしに煙草を吸いたくなる。
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