ジンジャーシロップとシャンディガフの話

2015.09.23
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昨日に続いて新しいメニューの宣伝記事のためすでにテンションが低いというかどうでもいいというかメニュー自体はどうでもいいというわけでもないのですが宣伝記事を書くということがどうでもいいというかだったら書かなくていいのではないかという声はごもっともではあるんですがせっかく作ったし周知活動したいというのはあってそれだったらまじめに宣伝したらいいのではないかという声もいちいち御説ごもっともなんですがなんていうか躍動しようがないというか躍動することなく終わることが目
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まいいや。ジンジャーシロップを作ったんですよ。
生姜とコクのある原糖と、シナモンクローブカルダモンローリエブラックペッパーとレモンと水をくつくつと煮込んで、というやつです。スパイシー&ぽかぽか。
ジンジャーシロップ。ソーダで割ればジンジャーエール、お湯で割ったらホットジンジャー、牛乳で割ったらミルクジンジャー、シャンディガフやボストンクーラーだとかなんとかバックのカクテルにも。
という感じで。
ことの経緯はこうでした。
イラストレーター症候群に罹患していた際に「ビールのページに余白があるぞ…?」と思って、バーボンのページでバーボンオレンジモーニだとかゴッドファーザーだとか入れてみたようにここもビールカクテル入れて埋めようかな、と。
それで調べたりしながら、「パナシェとか飲んだこともねーけどな」とか言いながら「ていうか今その存在を知ったけどな」とかつぶやきながら「ぱなしぇ」とか打って、あとレッドアイとか、「塩コショウとレモン入れてなんか本格風」とかぬかしながら打って(あとで作ってみたらすごい「わ、美味いなこれ…塩コショウ仕事してんな…」となった)、あとはシャンディガフですよね、というところで調べていた。
するとどういう流れで見たのか、シャンディガフはギネスでお馴染みのスタウトを使うのがなんちゃら、とか出てきて、「そうなの?」とか思って調べていたら「そういう説もありますが、あれは一体なんなんでしょうね」みたいなページに当たり、「私が持っている文献によれば」みたいなのが展開され、「オールド・エールかバス・エールを使え」と。
また、ジンジャーエールではなく発酵飲料というかアルコール飲料であるところのジンジャービアを使うのであると。
ほえ〜ですよね。まあオールドエールとかバスエールというのが何かは知らずですが。
あとちなみになんですがシャンディ=パナシェらしくて、どっちも「混ぜあわせる」みたいな意味で、という話で。
まあ、そういうわけで、「じゃあせっかく書くならおいしいやつを!」というところで、ジンジャーシロップを作ろうと。
それでジンジャーシロップのレシピ調べて、ファーマーズマーケット行って美味しそうな生姜をたくさん買ってきて、というわけで。
ちなみにそこでラッキーなことにジンジャーシロップを売っているお店があり試飲させていただいたのだけど、ソーダで割ったらジンジャーエール、そして牛乳もおいしいんですよ!というので牛乳割りも飲ませていただいて、これがまあすごい美味しくて、うひゃーおいしいなこれとか思って、それでさっそくじゃあそれもメニューに載せよう、という短絡、というか外に出るっていろいろと学びが待ち受けてますねと思ったというか。
それで作ったやつを、ジントニックと同じ晩、ちょうど友だちが閉店後に来ていたので「カクテル大会開催ね」つって、そういうなかで「じゃあシャンディガフね」つって作ったのがギネススタウト+ジンジャーシロップのシャンディガフ。
これがまあ美味しくてね。口の中で味が七変化するというか、まずギネスでそのあとふわっ!てジンジャーとかが、って友だち言ってました。さらに曰く「口の中でセンス・オブ・ワンダーが」だそうで、センス・オブ・ワンダーってフェスの名前かと思ったんですが文脈的に違うので言葉の意味わからなかったので「そうだね」って流したんですが調べたら「一定の対象(SF作品、自然等)に触れることで受ける、ある種の不思議な感動、または不思議な心理的感覚を表現する概念であり、それを言い表すための言葉である」とありました。だそうです。
それで迎えた昨日の営業、さっそく注文してくださった方がいて、お帰りの際に「あれ初めてお出ししたんですけどどうでした?」と感想を乞うたところわりと目を見開き輝かせて「:あpが補h義ラkljht;がんlsx・jぶあh@えrp:。tg!!」と、美味しかった旨を伝えてくださった。僕はもう「よっしゃー!」でしたよこれ。なんかほんと嬉しかった。
なんか書きながら調べていたらバスペールエールを置いておくべきかな。それでスタウトかバスペールエールか、よりさっぱりがご希望であればハートランドも、とかにするべきかな、とか思い始めました。
以上、宣伝記事ながら意外に楽しく書けたのでよかったなと思った次第でした、という話でした。</PR>