本の読める店

寝ても覚めても

Entry blog fuzkue266

寝ても覚めても、になっている。

ここ一週間くらいずっとメニューを作り直していて、その余波でお酒メニューが強化される運びになった。
具体的にはスコッチを3本仕入れたこと、ジンを2本仕入れることにしたこと、カクテルの種類というか明示されたカクテルの種類がやたらに増えたこと、ホットカクテルコーナーを作ったこと、コリンズグラスを買ったこと、ホットグラスをいくつか買い足したこと、ビールカクテル用にピルスナーグラスか何かを買おうとしていること、さらにこれはお酒だけが主眼ではないけど「シャンディガフなあ」と思ったところから思い立ってジンジャーシロップを作ることにしたこと(まだしょうが買ってきてすらいないのにメニューに打ち込んでいる)。

なんていうか、余波と書いたように、この動きが「イラストレーター弄りたい」をエンジンにしているというのが興味深い。
フヅクエブックスのやつを始めるにあたって読書感想文をスマートに作りたいみたいなところでイラストレーターを買ったというか登録したんですよ、っていうのは前にも書いたかもしれないけど。
それで、そうなるとなんていうか使いたくなるんですよ。使わないと損だしというか。
それで今までiDrawという超簡易版イラレみたいなソフトで作っていたメニューを「いっちょイラレで作り直すか」みたいになって、それで作り始めたら、もうこれがなんていうか楽しすぎて、これは経理の話とまったく同じ感覚なんだけど、何かをいじくり回すのが本当に好きなんだろうと思う。
本当だったら「ポテチ食いながらピンチョン読むぞ」みたいな夜を何度も全部台無しにして、止まらなくなることは何日目かに把握したので午前1時とかにアラーム設定して「ここまでな、これ鳴ったらストップな、続きは明日な」としたのにアラーム突破というか素知らぬ顔で結局朝5時とかまでずっといじっているとか、そういうことになっている。
朝5時までやって、昼の時間ドトールとか行ってやって、仕込み早く終わっても昼寝なんて思いもつかないような顔してやって、営業中も暇さえあればやって、という感じで寝ても覚めてもずっとやっている。何やってるんだと思うけれど、これはなんていうか夢中なんていう明るいものではなくてやみつきになっているというか病み憑きというか闇憑というか、という感じで、ずーっとずーーーっと触っている。「楽しい…!グフフフフ…楽しいっ…!!!」という感じで、ちょっとそんなに健康的ではない。
今とかも休日で午前中で、コーヒー飲みながらピンチョンでも、と思ったのにけっきょく、という。これピンチョンが楽しめていなかったらわかるんですよ、乗りきれない読書よりも作業、みたいな逃げ方だったらわかるんですけど、ピンチョンすごい楽しく読んでるんですよ、読みたいんですよ、なのに読まない、ひたすらいじる。これはもう、すごい力に惹きつけられているというか。呪力というか。

で、上の段落から半日ほどが経過したんですが、その休日を過ごして酔っ払って帰ってきて、再び、ですよ。(なお、酒屋さんに行ってジン2本と、ファーマーズマーケットに行って生姜500gと「お酒にもいろいろ使いたいし、レモンシロップ切らしちゃいけないな」みたいなところでレモン2kgとを買ってきた。そのため一日中4kgくらいを背負うことになった)
なんかもう、楽しいとか楽しくないとか越えてただやり続ける、という状態と言いますか。しかし改めて考えて、普通は作りたいものを思いつき、作ってみて美味しくでき、メニューに書き足す必要ができ、イラストレーターに向かう、という順番だと思うんですけど、さっきもイラレエンジンと書いたように僕の場合というか今回の場合はだいたい逆で、イラレをいじり、いじっているうちにメニュー充実させたくなり、勝手に書き足し、必要なものを買い、適切なレシピに調整していく、という、バカかなにかなんですかね、と我ながら思っています。

明日さっそくジンジャーシロップ作ろうというところ。カクテルだけでなくジンジャーエールやホットジンジャーやミルクジンジャーとか、いろいろメニューに打ち込んでいる。薄暗い欲動がきっかけですが結果的にいろいろ充実する予定なので楽しみにしていてください。というキレイにまとまったっちゃまとまったなという話でした。

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