「持続的なお話ご遠慮」の文言変更

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昨日今日と劇的という形容の仕方がまるで過言でない程度に暇で、ブラウザのブックマークバーのちょうど真ん中あたりに置かれている「プロ野球 - スポーツナビ」のアイコンを何度も押しては、「わ、ピンチじゃんメンドーサ」であるとか、「おりょりょ、中田が今日もホームラン打ちましたか」であるとか、「今日は中田と田中がホームランですか」であるとか、「結局メンドーサ8回零封ですか、立派じゃないですか」であるとか、「陽岱鋼代打で出たみたいだけど大丈夫かな」であるとかを見るであるとか、「日本ハム4年ぶり6連勝、メンドーサが今季1勝目 」「DeNA筒香が殊勲2打点「4番として自分が引っ張る」」「ロッテ、好投石川を援護できずサヨナラ負け」であるとかのピックアップ記事の見出しを「さっきと同じ内容か」など思いながら見るであるとか。そういったことを繰り返しておったわけじゃ。
そういった中でも「勤勉・実直」が売りの僕なので「そろそろ仕事に見えそうなことをしよう…」と思い立ち、ショートブレッドを焼いたところ、温度か焼き時間を誤ったようで少しばかり焦げてしまい、「これはお出しできないやつだな…」とがっかりし、一方で「と、いうことは?」と思い何個も何個も食べたりしたわけだった。
その他、メニューの文言を変えて印刷して差し替えたり、冷蔵庫のフィルターの掃除をしたり、そういったこともおこなった。噂に違わぬ勤勉実直具合。
また、仕事っぽいことの一環としてwebの「fuzkueについて」の「2つの過ごし方についてはご遠慮いただいております」に続く「持続的なお話」と「学生さんのテスト勉強」の一つ目、「持続的なお話」をやめて「お連れさん同士の会話」に変えた。
店のメニュー表ではしばらく前から書き換えていたのだけどwebは書き換えてなかったので書き換えた。
数えるほどでしかないとは言え「すいませんそれ僕の中で持続的なんで」と言う機会があり、「持続的」という書き方は範囲の指定として曖昧だったし、それから僕の感覚も変化していったというか先鋭化していったというか、会話に対する「それはなしですわ」感が強まっていったというのもあった。
気分的には会話ご遠慮厳密化の方向へ、という感じで、会話ご遠慮どころか二人組の方が作るある種の親密さみたいな空気に対しても、「ん〜」という感じにどんどんなっている。「2」ってすごい強いんだよなというか。
1の点在が生み出す不思議な親密さみたいなものと、特定の1+1が形作る2の親密さっていうのはまったく違うというか、その場合の2の親密さは1たちへの暴力的な作用すらもたらしうるみたいな危機感、って、これじゃまったく伝わらない気がするけど、そういう気分があって、「これほとんどリア充的な存在への妬みとか嫉みとか僻みなのでは?」みたいに思ったりもするのだけど(「いや違う!そんなんじゃない!僕は豊かで快適な一人時間を作りたいだけなんだ!二人組の方におもねる理由なんてそもそもないんだ!」等々)、だからとりあえず「お連れさん同士の会話」に変更しておこう、という、そういう変更。
特に最近なにか不愉快な出来事があったわけでもないし、幸い、何度も来てくださっている二人組の方々というのは僕基準ではいい具合に過ごしていただいているのだけど(だから「それって俺たち私たちのこと?」みたいには思わないでいただけるといいなと思っているのだけど)、これから先もそういうご理解いただけるお二人さんばかりとも限らないだろうし、というところで。
階段を上がったところにある看板というか板のやつはインパクトを持っていないためビスを抜けないためまだ「持続的なお話」のままなのだけど、これも早いところ変えないとなと思っている。
まあそういうわけで、暇だったのでそういうことをしました、という話でした。
photo by 斉藤幸子