学習 > ウィスキー > シングルモルトウイスキー

2014.12.09
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そういうわけで昨日は『& Premium』をめくる前に表紙で終わり、よしんばめくり終えたところでその横には「衆議院議員選挙公報」が立ちはだかり、いつまで経っても『Pen』のウイスキー特集には辿り着けそうにない、と諦めかけていたそのとき、「なんか不毛だし普通に進めよう」と思って手を伸ばしてみたところ、すっと『Pen』を取り出し、事も無げにシングルモルトの説明のページを開くことができた。最初からこうすればよかったとも思うけれども、遠回りもまたひとつの楽しみ、みたいなところでよしとしたい。
33ページに明確に書いてある。(もちろんネットで検索すればそれで一発なんだけど、せっかく『Pen』買ったんだから『Pen』で知りたいというところで)
ブレンデッドウイスキーに対してという位置づけのシングルモルトウイスキーとのことで、曰く「単一の蒸留所でつくられたモルトウイスキーのこと」だそうだ。「1つの蒸留所」なのでシングルとのこと。続けて「一定の品質を保つため、通常は数十樽のモルト原酒をブレンドして製品化される」とのこと。これがさらに一つの樽になるとシングルカスクと呼ぶとのこと。
(コーヒーでいうところのシングルオリジンがシングルモルトにあたるのかな。シングルカスクはじゃあなんだろうね、シングル斜面とかシングル区画みたいな感じとかあったりするのかな。)
それにしても「シングルモルトってなんだろう」、という問いが立てられてどれだけの日にちが経ったか忘れたが、進めようとさえ思えば学習というのはこんなに早く進むものなんだなと。一歩踏み出すっていうのはいつだって重要ですね。
で、そうすると、次は「モルトウイスキーって?」ということになる。見開きの右のページに書いてある。便利なものだ。
「大麦麦芽からつくられる、最も伝統的なウイスキー」とのこと。では「大麦麦芽って?」という問いに対しては「(モルト)」と書いてあるだけなので、これは検索してみよう。
Wikipediaが教えてくれる。「麦芽(ばくが、英語:malt)とは、麦、特に大麦の種子を発芽させたもの」。ふーむ。昔から理科が苦手なことと関係しているかわからないけれども「種子を発芽」っていうのがよくわからなくて、発芽っていうのは芽が出るっていうことですよね、それってどういう状態なの?という感じだし、「発芽させた」っていうこの手を加えた感がどういうことなのかがよくわからない。畑とかで発芽するのを待つっていうことじゃないの?と思ったら『Pen』のそのページのところに、「給水と乾燥によって大麦を発芽させ」とあり、これって何、収穫したあとに何かが施されているってこと?わからんなー。わからんし、別にいいやという気になってくる。
と思ったら、これの感じかな。
大麦から麦芽をつくる | おいしいビールができるまで | サッポロビール
これの感じだとしたら、収穫したときは芽が出てなくて、そこに水やったりして乾燥させたりすると。あ、『Pen』に書いてあったのはこのことか。この乾燥工程において「熱源としてピート(植物などが堆積してできた泥炭)を使用」したりすると。なるほどねー。
いろいろ細かい疑問は出てくるのだけど、ひとまずまとめると、モルトウイスキーは、大麦を発芽させたもの=モルトのみを原材料として作られたウイスキーで、一つの蒸留所でつくられるとシングルモルトウイスキーと呼ばれると。OK。
普通に学習したらなんか進んだ気にもなったし、普通に学習が進むって面白くないような気にもなった。
photo by epicbeer