読書の日記(7/1-7)

2024.07.12
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書籍版新作『読書の日記 予言 箱根 お味噌汁』『読書の日記 皮算用 ストレッチ 屋上』が発売中です。
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抜粋

7月1日(月) 

月の売上の集計や現預金の月次推移のまとめをし、お金の減りが鈍っている、まだ行ける、という前向きな気持ちになった。借り入れの返済がなければかなりトントンくらいになるのだが、返済ほんと嫌だ、返済やめさせてほしい、と自分勝手なことを思う。
ツイッターで見た肩甲骨のストレッチをして寝た。今日はさっそくパフェが3つ出た!

7月2日(火) 

3人でしばらくダラダラとしゃべって僕はストレッチポールに背中を乗せて肩甲骨を開く運動をしながら話した。最近の僕のタイムラインには肩甲骨ストレッチ系のツイートがたくさん流れてくる。肩甲骨系か股関節系、あるいは野球系かサッカー系、という感じだ。僕のタイムラインというかフヅクエのアカウントですが。

7月3日(水) 

午後、いくつかのタスクを済ませると会話のない読書会のスクリプト改善を始めてしまって、やっぱりスプレッドシートに行ったりドキュメントに行ったりしないで完結させたくなった。いくつか四苦八苦しながらだったしGPT-4oになってからちょっと僕はちゃっちゃんと上手に関係を結べなくなってきた感じがあって、なんかGPT-4のほうがうまく対話してくれた気がする。いま僕に見えているGPT-4oは、めちゃくちゃ知識のあるバカという感じで、何度もそれはやめてくださいと言っているのに返答のたびにスクリプト全体を書こうとするし、なんかこう、前よりも冷たくなった感じもする……。前はもっと寄り添ってくれた……。だからそれでイライラしたり送る言葉が乱暴になったりしながら(だってやめてって言ってもスクリプト書き続けるんだもん!)もうまい形に持っていくことができて、Notionに情報を入れる、Notionのマニュアル上に置いたウェブアプリのURLをクリックする、(Notion情報がスプレッドシートに行き、そこで形を整えると各雛形ドキュメントのテキストを取得して置換してNotionに送る)、お知らせ記事のタイトルから本文からShopifyやインスタやツイート文言等々がNotionの各プロパティに返されている! ということが実装できた。どんどん会話のない読書会を開催したい気持ち!

7月4日(木) 

帰り道も『ルール?本』。
「ルールをつくるときに考えるべきこと」というので5つあって「対象:誰に向けてのルールなのか(そこに含まれていない人がいないか)」「有効範囲:どんな時に、どんな場所ではたらくのか」「制約条件:何を守る、制限するのか」「遵守条件:守ってもらうためのコストと破られるリスクのバランスを考える」「既存のルールの例外を考える」とあって、「条件自体が守れない、あるいは厳しすぎるということはないかも合わせて考えておく必要があります」とか「実際に設定されたルールを守ってもらうためにどのようなコストがかかるのか、罰則などを設定する必要があるのかなど、コストとリスクのバランスを考えるということも必要です。どんなにルールが盤石なものであっても、それを守ってもらうために膨大なコストがかかる場合、そのルールが守られないことを許容する方がコストがかからないので、ルールが形骸化し守られない状態が普通となってしまいます」とか、そういう文章を読んでいると、いちいち「そうそう!」という気持ちになり、これまで10年、ゆっくり本を読みたい人が何にも妨げられずに心置きなく過ごせるためにはどんなルールが必要なのか、ちゃんと守れるルールであるためにはルールにどんな硬さや柔らかさを持たせるべきなのか、それを冷たくない形で実装するにはどんな言葉が必要なのか、そういうことをだいたいひとりで考え続けてきたので、初めて同志を見つけたような、そういう感動があって、涙ぐみそうになりながらこの本を読む人なんて他にいるのだろうかとウケながら読んでいると調布だった。

7月5日(金) 

終えてラジオを書いていると「同時に読む会」という言葉が突然発生し、会話のない読書会のオンライン参加についてここのところ考えていた中でだった。同時に読む会。この言葉はたくさんのことを解決しそうだという直観がやってきてテンションが上がった。

7月6日(土) 

雨はいったん静かになって雨漏りも止まり、それからまた雷が再開したと思ったら土砂降りも続いてそうしているうちに6時になって山口くんが来て酒井さんが来た。雨が静まるまでは僕も外に出られない。雨雲レーダーを見るとあと30分くらいでやむようだからやむまではいよう。そう思ってしばらくしてから、店から駅までめちゃくちゃ近いんだった、と思い出してずっと忘れていた。駅近いこと思い出したから帰るねと言うと山口くんが笑い、出ると雨はやんでいて嵐は終わったらしかった。涼しい風が吹いていた。大気の状態不安定過ぎ。

7月7日(日) 

サッカーは1対1で90分が終わり、今日はもういいや、と思ってやめにして『氷の城壁』タイムを始めた。最初の20ページで泣く感じになり、オレンジ色の夕焼けとヨータの影を両目に映した美姫が「あ、ダメだ」と思って次のページで「もうダメだこれ」と思ったところでどわっと涙が溢れ、ミナトの心の施錠がバラバラと崩れるところで崩落し、ミナトがロッカーの前で涙を流すところでまた涙を流し、桃香ちゃんが挨拶をしなおすところで胸いっぱいになり、ミナトが五十嵐と話すところでため息をつき、修学旅行の夜で顎をヒクヒクとさせながらダラダラと落涙し、終わると、長い長い大きなため息をついた。神巻。
もう一度読むと布団に行って『消去』を開いたら「たぶん今日では豚のほうが」とあってヒクヒクと笑ってから寝た。
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