読書の日記(11/6-12)

2023.11.18
371.jpg
こちらは抜粋です。残り約18,000字のフルバージョンはメールマガジンかnoteで読めます。

抜粋

11月6日(月) 

今日は僕もそうだったが遊ちゃんも一日眠かったみたいで今日はひどい低気圧の日ということだった。だからか、というか昨日は一日シフトで疲れも溜まっているだろうし、先週の消化タスクを見たら3602分とあったから60時間はやっぱり働いていて、記録されていないものもたくさんあるだろうから、というか記録に残らない時間なんていくらでもあるから、とても60時間で収まるわけはなくて、疲れはどう考えても溜まるわけで、僕も眠く、布団に入ったのは何時だったか、日付はまたいだ気がするがあまり定かでもなく、月曜日が終わった。

11月7日(火) 

PASMOの残高が26円と表示されて先週からそろそろという金額になっていた、iPhoneでぴっとやる生活になって始めてのチャージの機会が迫っていて、ゼロになったら自動でチャージされるのか、それとも手動でするのか、試したくてそのままにしていた。いざ必要になったときのことを想像しても、きっとそれが起こるのは下北沢か下北沢からの調布でだろう、だから大丈夫、みたいな感覚があってこれはいったいどういう感覚なのだろうか。慣れた駅だから大丈夫という感覚だったみたいだが、慣れた駅だと何が大丈夫なのだろう。急いでいる日だって全然あるわけで。と朝、調布で改札を抜けてから思って今日も下北沢に行くから今日がXデーとなるようだ。

11月8日(水) 

電車では『グロサ』の解説の続き。浜田さん。プラトンの『饗宴』やフローベールの『ブヴァールとペキュシェ』とか、参照されたっぽい本が挙げられて『ブヴァールとペキュシェ』をまた読みたくなった、『感情教育』もまた読みたい、そう思いながら解説を読み進めていたら、この小説をまだ続ける気持ちがどんどん強く湧いてきて、なぜだろうか、この作品を精緻に読んで強い思いを寄せている人がここにいる、というそのことが、何か背中を支えるというか、それもあるし、この先どういうふうに話が展開されるのかが知れて、それは読んでみたい、というところもあるようだった。そもそも途中で離脱して解説を読むということ自体がとても珍しい事態だが、そこからまた復帰したくなるというのは思ってもみなかったことだった。何か歩いていくための地図を少しもらったような感じというか。なので解説が終わると続きを読み始めてすぐに初台に着いた。

11月9日(木) 

ノンシフトの今日は、昨日とかから、高尾山に行って仕事しようかなという気持ちがどこかにあった。気分転換。常に気分転換が必要な人間。今日は作業ではなく考える日にしたい。自然の近くで考え事。だからそうしようと思っていたのだが今から出たら着いたら2時とかで、10時に間に合うように出ていたらと後悔に近いものを少し感じはしたが、今日その早起きはしたくなかったからこれがあるべき姿だろう。それで家を出て駅に着くと高尾山口行きの電車がちょうど来たので乗り込み、パソコンを開いて仕事をしているとあっという間に高尾山口で2時だった。

11月10日(金) 

4時過ぎ初台に移動。眠い。今日はだから9時に家を出て12時までだから長い一日で、でもゆっくりしている暇はなくてエクセルシオールでラジオをやって、ラジオというか在庫管理業務改善の考え事を本当に自分の頭の中を垂れ流していくというか書きながら整理していく感じでこれをラジオと呼んでいいのか。いいに決まっていて時間が来て出て八百屋に行くと八百屋のお父さんは朝はテンションが低くて時間が経つほどに元気になるから6時半は絶好調で大きい声で節をつけて歌うように何かを推していた。春菊を買おうとしていたら安いですよと言われて差し出されたほうれん草がとても安く状態も悪くなさそうだったのでほうれん草に鞍替えした。

11月11日(土) 

遊ちゃんは8時過ぎとかに文学フリマに向けて家を出て、寒い日になるようでクリーニングしたてのコートを着ていた。僕も着ようかとも思って検討したが、コートをくるむビニールを破るのが面倒でこれまでの格好で出、出るとすぐにうっすらと後悔するというか後悔を先取りする気分になり朝これだけ寒いんだったら夜はきっともっと寒く、朝、面倒くさがらずにコートを着ていればよかったと夜に思うだろうな、と思いながら駅まで歩き、前を行く元気なちびっこふたりと父親たちが途中で小さな上着を落としてしばらく気づかないまま歩いたので拾って渡した。

11月12日(日) 

あったかそうな格好をしてやってきた、寒いのが苦手な、だけど暖房も苦手な榮山さんと交代して調布に戻ると館。ビックカメラに行ってルーターを買う必要があったことは館に着いてしばらくしてから思い出したが明日でいいので別にいい。今日は経理の日としてまとめて作業するつもりでまずは下北沢分と西荻窪分のレシート入力を、と思ってやるのだが今日の学び:レシート入力は広いところでやる。館でやるにしても4人がけに通してもらえる平日夜間を選ぶべし。家かラウンジがベスト。家で、もういっそ床に広げちゃうのが一番いいかもしれない。床に広げて写真を撮って、片方のモニターに映してもう片方のモニターで打ち込む、がベストかも。レシートはひらひらしているので、そこに気を使うことも効率を悪くしてくることだし。
・・・
残り約18,000字のフルバージョンはメールマガジンかnoteで読めます。