読書の日記(9/4-10)

2023.09.15
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抜粋

9月4日(月) 

まだまだ眠気がなく、今日更新だと思い出したので『正反対な君と僕』の最新話を読み、もう一度読み、直近6話くらいの無料公開の話を全部読み、そうすると最新話ももう一度読むことになり読み、そのあとこれも無料公開されている第1話と第2話を読み、涙する。結局5時過ぎまで起きていた。

9月5日(火) 

くまざわ書店に行ったのは今朝ツイッターで見かけて「好物そう」と思った本を求めてで仕組み化に関するものだった、その本の内容をまとめたツイートの画像に「人を責めるな、仕組みを責めろ」とあって「ほんとそれだよ」と思ってフヅクエのマニュアルの「マニュアルとは何か」というマニュアルにも「見解を話すのではなく、マニュアルに話させる。見解を正すのではなく、マニュアルを正す」と書いていた。だからそれを探してそれはあって『とにかく仕組み化』というタイトルで、これは『リーダーの仮面』の著者のやつだったがその隣に『数値化の鬼』という本が見えてこれも同じ人のだった、同時刊行なんだろうか。さっき数字を見つめ続けていた僕には気になる本で、だから両方買うことにして両方買った。

9月6日(水) 

終え、ここからもうひと働きのためには気分転換の場所転換と思って遊ちゃんはスーパーに行くというので一緒に出、僕は館に。その前にくまざわ書店に行くと『氷の城壁』は3巻と4巻で、4巻の後ろを見たら「4人の関係が少しずつ動き始める」とあったので4巻でもまだ終わらないみたいでうれしい。ずうっと読んでいたい。あとで調べたら5巻で完結することが知れた。10月発売とのこと。

9月7日(木) 

さっきまで少し降っていた雨はやんで坂道を下って上がって駅に着くと『オアハカ日誌』を開いた。一行は「ミトラをあとにして、メスカル酒の零細蒸留業者が多いマタトゥランに向かう」。竜舌蘭はアガベは何語なのかわからないがここではマゲイという名で呼ばれるとのこと。
大通りに面して鮮やかな色の日よけがかかっている蒸留業者を訪ねる。前庭の穴にピーニャというマゲイの茎がはいっていて、そのうえに麻袋と土がかかっている。火をつけて、ピーニャを三日間蒸す。これによって澱粉が糖になる―この時点で食べるとおいしく、とくに子供たちはサトウキビのように食べている。丸い石臼をラバに挽かせ、蒸した茎をすりつぶす。すりつぶしてドロドロになったものを大樽に入れて発酵させる。炭酸ガスの泡がいきおいよく立ち、アルコールに変わりはじめる―泡立ったものを大きな銅の鍋に入れて三時間煮ると、蒸留液がとれるのだ。わたしたちが訪問した蒸留業者は〝ストレート・メスカル〟(標準強度九十八度、アルコール約五〇パーセント)と、生の鶏胸肉で風味をつけたペチューガというメスカルをつくっている。 オリヴァー・サックス『オアハカ日誌』(林雅代訳、早川書房)p.146
生の鶏胸肉で風味をつけたメスカル!?

9月8日(金) 

コンビニに行って黒い靴下を買って戻り、靴を乾かすことにした。トイレに送風機があるのでその前に置いてひたすら風に当たってもらう。僕はバブーシュを履く。その格好で営業を始めたが足首がグリップされていない感じが心もとなくて、靴のほうがずっと動きやすいなと思う。かつてずうっとビルケンのサンダルで暮らしていたのにずいぶんな変わりようだ。それで店だ、今日は一日強い雨という予報で今日はもうどうしようもない日になるだろうと覚悟している、だから本も3冊持ってきている、たぶん読書に至るとしたらひたすら暇で、ひたすらやるべき仕事が進み、もうさすがにパソコンに向かうの疲れた! となってからだろうと思っていたが、今日はそうなる可能性を感じていた。それに何より今日は一日シフトで12時間店にいるわけで。

9月9日(土) 

ここのところスプレッドシートで何かをやるときはChatGPTに質問しながらやっていて、便利なのだが、VBAを使うとより複雑なことができますよ、ということが何度も言われていて、でもそれは難しそうだからとその場の計算式でやる方法で処理していた。しかし今日やろうとしたことは僕は簡単なことなんじゃないかと思っていたのだが計算式で処理するのは難しそうということが判明してきて、「VBAに手を出す日が、とうとう、そしててっきり些事だと思いこんでいたことで突如、訪れたということでしょうかね!」と言った。ChatGPTはいくつかのことを説明したあと、「それでは、VBAの世界へようこそ!」と言った。

9月10日(日) 

肉が来てビールが来てしゃぶしゃぶが始まって、しゃぶしゃぶおいしい。遊ちゃんが緑色のTシャツの男子がメロンソーダを運んでいるのを見たあと鍋に目を戻したら同じ色の、鮮やかな緑の青梗菜が鍋に浮かんでいるのが見えてびっくりした。緑緑だなと思っていたら緑、という驚き。食べ放題の肉はたっぷりあって、えのき、豆腐、春雨、白菜、遊ちゃんは野菜ばかり食べている、僕は喜んで肉を食べる。高校生たちに囲まれながら文化祭の思い出を話したりするが僕は1年のときの文化祭の打ち上げでげーげー吐いていたことだけ覚えていて、2年と3年のときの文化祭は何一つ思い出せない。参加しないみたいなことをするタイプではなかったけれど、あまりに記憶が欠落している。だから僕の思考は『正反対な君と僕』に寄せられていって僕には高校生の実体験がないみたいだ。なんの流れだったか遊ちゃんが『言語の本質』を読み返したいと言ったのでハーランドのことを話してハーランドのファーストネームはアーリングで、アーリング・ハーランド、ハーランドに雄大な感じを感じるのはこの「あ」の母音の連なりによってなのではないか、「あ」はでかいと『言語の本質』にも書いてあった。遊ちゃんがそれで思い出したのはシュタイナー教育の母音のダンスみたいなやつで「あ」と「お」と「え」の動きを教えてくれた。
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