読書の日記(1/23-29)

2023.02.03
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振り返りミーティング、キーマカレーの改良、『武器としての決断思考』/ウッドベリーコーヒー、Title、yue/餃子パーティー、ディベートの問題、餃子とナウシカ/ポイントカードのメリットデメリット、借り入れの面談、ベルプリ/『Measure What Matters』、「柚子胡椒香る鶏の大盛塩焼そば」、「Rollin' Rollin'」/銭湯、リピート率、OKR/好きの資格、エゴサプロジェクト、効果測定、「超相対性理論」

抜粋

1月23日(月) 

協力するとはどういうことなのかは自分の人生のテーマくらいの話、ずうっと考えていますねえ、と山口くんが言ったのは振り返りミーティングのときでちょっと泣きそうになった。今日も振り返りミーティングはいい時間で毎回本当にいいなと思う。成長という言葉はいろいろなニュアンスがまとわりついていて抵抗がある感じもあるけれど成長というのは要はこれまでできなかったことができるようになるということでそこにはいいこと以外は何もないと思う。その時間を終えるとボーナストラックを離れて鍼灸院に行く、駅前の工事は着々と進んでいて少しずつ景色が変わっていく。腰痛はここ数日はほとんど引いていてやはりストレッチのやりすぎというかやる部位とか強度とかを間違えていたせいとしか思えない。今日も何本も何本も鍼をぶっ刺してもらって響く体は装置という感じがある。

1月24日(火) 

青梅街道を歩いていくとTitleの3分くらい手前のところのウッドベリーコーヒーに入って朝のコーヒーが必要だ。あまり時間もないのでさっと買いたかったが選択肢が4つもあってひとつひとつそれなりに説明してくれるので最後まで聞き、トロピカルフルーツのようだという浅煎りのコロンビアでアメリカーノを淹れてもらう。エスプレッソを複数の豆で抽出できる体制というのはどういうものなのかちょっと想像がつかない感じがある。朝から想像ができないことばかりだ。少しすると渡されてさらに説明がおこなわれる、嫌気性の発酵という処理をしているそうだ、このお店は豆について本当にきちんと伝えようとしてくれる店だなと毎回思う、豆の説明が書かれたカードももらう。それで出て歩きながら一口飲んだら
「これは、トロピカルフルーツだ……!」
というそういう風味で奥のほうにトロピカルフルーツを感じるとかそういうレベルではなく最初の印象が強烈にトロピカルフルーツで知らなかったら口に入れた瞬間はコーヒーだとは思えないようなそういう印象で店に戻って「めちゃくちゃトロピカルフルーツでした!」とさっき説明してくれた方に言いたかった、そうしようかと思った、きっと最初は戻ってきた僕を見て何かよくないことがあったのではないかとお店の人は身構える、だけどそれが喜びの声だったと知って安堵と一緒に喜びが湧く、身構えの分だけ安堵と喜びは強くなる、だけど迷ったら迷っている時間だけ前に進んでしまってサンクコストがどんどん増大していったため結局引き返すことはできず、ここで引き返せる人になりたいなと思う。

1月25日(水) 

目が覚めると口が乾いて頭が痒く、布団から出てシャワーを浴びたらすっきりして時間を見ると0時40分だ、パソコンの前に座ると『武器としての決断思考』を開いて練習問題だ。
「Aくんは就活を続けるべきか、否か」という論題に対する、賛成側と反対側の主張は以下のようになった。それぞれの主張におけるメリット・デメリットの3条件に対して、先に挙げた6項目に注意しながら反論を加えよ。 瀧本哲史『武器としての決断思考』(星海社)p.141
これを20分で解けと指示されたので解いた。ノートを取りながら真面目に解いた。こうやって本の中で出された問いに律儀に答えようとするのは『ロジカル・ライティング』のときもやったことで何かしら信頼を感じる、これをできるようになりたい、と思うことだと真面目に従順になるようでウケる。解説を読みながらふむふむとうなずいて学習を身に染みさせていく。素直でウケる。ウケ終えると布団に戻って続きを読んで読み終えたのでベルンハルトにスイッチして続きを読んで終わりそうで終わらない。

1月26日(木) 

政策金融公庫に着いたのは1時半前で約束は2時だった、だから近寄ってきた方に担当の方の名前を告げつつ約束は2時なのでここで待たせてもらうので、と言って座ってパソコンを開いて心地よく仕事をするわけだった。そうしたら担当の方が1時40分くらいにやってきたので早く来すぎたことを謝罪し、そして言うまでもなく面談は2時からでいいことを伝え、でも先方は今からでいいということだったのでそれじゃあすいませんけど5分待ってくださいと言って待ってもらってやり途中の仕事をやり終えた。済むとブースに移って借り入れの面談。よくしゃべる。あとになって自分の覇気に後悔する。なにかしら惨めな心地になる。

1月27日(金) 

今日は一日家で仕事で夜になっていったん区切りをつけると銭湯に行った。風呂に入る前にNotionをじっくり見て今日の考えるテーマは「ポイントカード導入によって何をもたらすか」「その測定指標は何になるか」ということに設定して7時くらいと早めの時間だったこともあって静かだ、考えがずいぶんはかどった、リピート率とかリピート頻度とか、なんとなくで考えていた言葉をだいぶ分解できた感じがしたしデータの取り方のシミュレーションもけっこう具体的になったので少し気持ちが焦るような感じすらあった。早く帰ってそれで本当に取りたいデータが取れるのか確認したい、というような。

1月28日(土) 

今晩もOKRの本を読みながら寝る。ベルンハルトを差し置いて毎晩読んでいる。ちょっとあまりにもいま考えたいことだったのでぐんぐん読みたくなっているらしい。スタバの本のときもそうだったけれど、買って2年とかを置いてなんとなく読んでみようと本棚から抜いた本がドンピシャに関心と重なった。魔術めいているが、棚に置かれているあいだにその本への理解みたいなものが深まっていってちょうどいいタイミングで手に取れる現象というのはありそうな気がする。

1月29日(日) 

遊ちゃんもどこかに出たい気持ちだったらしく一緒に吉祥寺に行くことにしてバスに乗ると流れる景色がいつもの数倍楽しくなって風景ビューを共同構築しながら、二人で見方ビューを話し合う。これだけでこのままとんぼ返りしたとしても出てきてよかったと遊ちゃんが言ったがよくわかる気持ちだった。二人でバスに乗ればもう楽しい。それで吉祥寺に着くと日曜日の夕方の吉祥寺はにぎわっていて百年の下のあたりで遊ちゃんと別れ、遊ちゃんはラウンダバウトに行くとのこと。
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