読書の日記(10/24-30)

2022.11.04
317.jpg
ドラッカー、MBO、真の自由/今野書店、音羽館、ウレシカ、庄野ナホコ展/Title、『おいしいごはんが食べられますように』、WOODBERRY COFFEE/蟹ブックス、『君は君の人生の主役になれ』、『聞く技術 聞いてもらう技術』/P・F・ドラッカーとILL-BOSSTINO/KPTデータベース、地べたに座ってプレスリリース、ベンチタイムブックス、盛林堂書房、『前途』、ロカンタン、ステレオラブ、ブリューブックス/本の読める日告知、労力を掛けること/振り返りMTG、最短の成長、『辺境を歩いた人々』/御代田2DAYS

抜粋

10月24日(月) 

それで西荻窪。今野書店に行って店の奥がなんのスペースなのかたいてい誰かが何かをしているところなのでそこに向かうとお店の人が3人いて楽しそうに仕事をしている、今野さんはさっきどこかに出て不在ということだったのでポスターを渡し、今野書店の人たちはいつ来てもなんだか活気があるしなんだか楽しそうにしている感じがあってすごくいいなと思う。それから道を間違えてずいぶん遠回りして音羽館に行くと店の入口が暗く、道路が工事中なので工事が終わってから開店する、とあってタイミングが悪かったかと思ったら店の中に人影が動くのが見え、広瀬さんだった、入らせてもらうと薄暗い店内では大きな音でクラシック音楽が流れていてオフの状態の店の姿を見るのはいつだって楽しい。それから北西の方向に行きたいのだが折れ曲がる道は体感としては常に遠のきながらしか近づけないようなそういう感覚で、ようやく北銀座通りに出たと思ったら少し行き過ぎていた。戻ってウレシカ。小林さんにチラシを渡したりすると庄野ナホコ展が2階でおこなわれていることが知れたので上がり、しろくまが本を読んでいる。

10月25日(火) 

火曜日は昼過ぎまでは家にいた。12時台、遊ちゃんがビーズクッションの上でダラッとしながら漫画を読んでいて、お、昼休み? という話から、リモートワークだと昼休みを家でこうやって過ごせるというのは本当に利点だ、それにしても2020年以前って、どういう働き方をしていたんだっけ、という話をして遊ちゃんはそれまでも毎日どこかに出るということはしていなかった印象だ、実際遊ちゃんも外に働きに出ていたのは週2日とか3日とかという記憶だ、では残りの日は、打ち合わせとかは皆無だったのか、Zoomはまだ使っていなかったはずだ、電話でしていたんだっけか、どんなふうに、あのころ働いていたんだっけか、と話してスカイプだったというのがひとつの結論だった。スカイプは元気かな。

10月26日(水) 

それで南下してまず盛林堂書房。前に来たとき軒先の100円棚で庄野潤三の何かがあって買い損ねた、それがまだないかと思って見たらなかったが吉田健一の函入りの『酒宴』があった、でも『酒宴』はもう読んでいるしそんなに好きな作品でもなかった記憶がある、そう思って見ていると庄野潤三の『前途』という見たことのなかったタイトルの本があって学徒出陣がどうので青春がどうのというのでこれは気になるし講談社文芸文庫とかにもなっていないんじゃないか、だから手に取り店内に入り、あいさつをしてまず買った、1000円と言われたように聞こえて「あ、100円じゃなくて1000円か、まあ」と思って札を出したら900円お釣りが来てやっぱり100円で、たくさんお釣りを出させてしまって悪いことをしたような気がしてから小野さんと話し、盛林堂書房は明日から神保町だ、明後日から神保町の古書祭りみたいなものが始まって明日搬入でそこから11月3日まで毎日屋外で長時間というので、それはめちゃくちゃ疲れそうだ、すごいから来てみるといいよと言われて期間中どこか行ける日を見つけて行ってみたい。
それからロカンタン。入るとめちゃくちゃ懐かしい音楽が掛かっていて「ステレオラブですか?」と聞いたらそうだった。ステレオラブの多分あの一番有名なジャケットのやつだ、僕はおそらく高校生のときにディスクユニオンとかで中古で買った。

10月27日(木) 

そもそもこの時間は、という目的の説明から始め、こういうことであるからこの時間では具体的な業務の相談は禁止だし、具体的な業務の進捗確認も禁止だ、こういうのは禁止にしないと簡単に流されていってしまうからはっきり禁止だと書いておいたほうがいいのでテンプレートにそれを追加し、さらに振り返りの記憶を呼び起こすきっかけにもなるかもしれないのでビジョンミッションバリューも配置した。それで敷野くんは今日は僕の案内が徹底していなかったのが悪いのだが事前準備をすっぽかしやがったので話を聞きながらキープとプロブレムをまず埋めていった、そこに出てくる話は実によくて、これはいいなあ、ととても思う。それからそれらを統合するような感じでトライの項目を出していって、つくづく、これはいいなあ、ととても思う。これは本当にいい予感だ。敷野くんも楽しかったんじゃないだろうか。

10月28日(金) 

今日を走りきったら明日から2日間は御代田で疲れを取るために全力を尽くして休むつもりだ。だが眠い。それもそのはずで昨日最短距離で成長していたせいだ。だから10時からのミーチングでは僕の振り返りへの情熱について情熱的に語った。終わったあと、少し冷静になった、たしかに振り返りは大切だと思う、これは疑わない、だけど、ここに、自己満足みたいなものは混ざってはいないだろうか、振り返らせるということは時間を使わせるということだ、それはマネジメントする側にとってはマネジメント的な仕事を果たしたような気にさせるけれど……というような省みで、でもやっぱりこれだなと今はけっこう強く思っているっぽい。
学びのない成功よりも学びのある失敗のほうがずっと有意義。
振り返りる時間を掛けるこの掛け方をすることが成長のための最短距離。
墓碑銘にはしたくない言葉だ。

10月29日(土) 

6時頃目が覚めてしまってそれからは寝たり寝なかったりしながら過ごして8時半に遊ちゃんに起こしてもらう。早々に眠くなっちゃいそうで不安。

10月30日(日) 

御代田2日目。ずっとそれは実際どういうことなのかがわからなかった「休む」ということが、ああ、きっとこういうことなんだなあ、と知る2日間だった。
・・・
残り約15,000字のフルバージョンはメールマガジンかnoteで読めます