平日の惨状

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曜日の感覚も日付の感覚も今まるでなくなってしまって、今日はとても月曜日だし、とても月末近い感じになっている。しかしカレンダーを見れば木曜日で12日だった。よくわからなくなっている。
ともあれ問題は土日祝だ。あるいはこうも言える、ともあれ問題は平日だ。
「国民は国家を頼りすぎている。不都合なことがあると国民は国家のせいにする」という言葉をゴダールの『さらば、愛の言葉よ』で聞いた昨日、祝日、建国記念の日は、祝いという感じでおめでたい人が多かったのかお客さんも多く、毎日祝日だったらいいのになと思った。
土日祝、空席の状況を伝えるべくツイッターにて「【現状】残り2席」とかそういうことをぴーぴー言っている、ということは先日も書いた。
それやってたら、「混んでいるときのツイートだけではまるでわりと混んでいる店という印象を持たれてしまってそれは来店行動によくない影響を及ぼすのではないだろうか、平日はクソみたいに暇なのに」みたいな懸念を持ったため、平日である本日は「平日は本当に暇らしいな、いつ行っても安全みたいだ、というかそれ暇すぎるだろフヅクエwwwということを周知するべく暇な日バージョンの現状報告をやろう」と思い立ち、おこなった。
するとどうしたものか、いつもの平日よりもずっと多くの方が来られ、「お、ラッキー」と喜ぶ一方で、「あれ、俺は平日の惨状を伝えるべくこんなことやってるのに…」というなんともアンビバレントな気持ちになりながらの労働となっている。
「あれ、普通にお客さん入ってんじゃん、フヅクエ」と思われるためにやったわけじゃないのに…。「うわーそりゃ土日とのギャップたしかに半端ないっすねー、フヅクエ行くなら平日かな」みたいに人々を誘導したかっただけなのに…等々。
要するに実に間の悪い施策を打ってしまった、ということだった。
今日ふと思い出した。オープンさせる前、僕は自分が作ろうとしている店は土日よりも平日で稼ぐ店、みたいな予定か予感かつもりでいた。なぜだかそう思っていた。だから友だちにも「土日とかたぶんあれな店になるだろうし不定休だし休みにしちゃうし、なんかあるときは声かけてよ」みたいなことを言っていた。
しかしいったい何を根拠に「土日より平日」と思っていたのだろう。「初台の人を、初台勤務の人を、ガシガシ呼びこむ!」みたいなことを考えていたわけでもないだろうし。
今となってはその考えに至った流れがまるで想像できなくて、不思議で仕方がない。
今のところただただ現実とは遠い、絵空事でしかないそれですが、たしかにかつての僕がおっしゃった通り土日祝関係ない感じの集客ができるに越したことは本当にないのでそうなるといいねと思っている。
そういうわけで今のところ土日祝、夕方の時間がわりと混み合いやすいので、よかったら予約してみてね!という宣伝でした。(昨日2つご予約いただき、「初めて機能した!」と喜んだ)
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