読書の日記(12/27-1/2)

2022.01.06
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ヤマダ電機で爆買い/セガフレード・ザネッティ、フレッシュネス、ØL Tokyo/丸善ジュンク堂、本の爆買い/『なりすまし』、『最高の任務』、『復讐の女/招かれた女たち』/サイゼリヤで年末年始の読書を始めよう/サイゼリヤの合コンの記憶/電車では『ビジョナリー・カンパニー』/B&Bで『ケルト人の夢』/通常営業最終日、一年で一番の売上に/宇都宮、餃子、カレー/実家、姪っ子の登場/元旦の雪遊び/2年ぶりのショーゾー/

抜粋

12月27日(月) 

帰り、激混みの井の頭線に滑り込み、ドアに体を押し付けながら薄暗い気持ちを覚える。とても不健全なことをしたような気がする。なんだろうこの金の使い方は、と思う。たしかに前から必要としていた必要なものを買ったはずだが、でもやはり妙な贅沢をした部分もあった、そもそもこの金はいったいなんなのだろう、誰のなんの金を失おうとしているのか、金とはなんなのか、必死に労働して得るものではなかったのか、わからなくなる。醜いことをしている気持ちになる。

12月28日(火) 

出、丸善ジュンク堂に。
本の爆買いだ。僕はそのときどきで読みたい本を買いたい人だから、溜めておくみたいな買い方はあまりしないから、だからそういうこととは無縁だったわけだが読むべきっぽい本、教科書として読む本を買うのはまとめておいてもいいだろう、それこそ先日のMBAがどうこうの50冊とかから必読書を買いまくる、それはとても結構なことだ、最初はそれはAmazonでやろうと思っていたのだけど、ふと、丸善ジュンク堂でやったほうがポチポチするよりも行為として楽しいし丸善ジュンク堂にお金を払うほうが嬉しいでしょう、そう思って丸善ジュンク堂に行ったわけだ。久しぶりだ。そもそもB&Bが生活圏での最寄りになって以降ほとんど行かなくなってしまったし、そしてこれまでは家からの最寄り大型書店だったところが今は調布に越してしまったからそうではなくなったから、いよいよなかなか行かない書店になったが、一番好きな書店と聞かれたらここと答え続けるだろう、なくなってしまうわけだが。
エレベーターを出て右手に文具売り場、左手にレジと新刊台のところを抜け、検索機のところで右に折れて進む。本の匂いを吸い込み、改めて、いい匂いだなと思う。いつもだったら左に折れて目的はその右のエリアだ、日本文学、ノンフィクション、その裏とかがラテンアメリカや東欧とかのところでその裏が英米仏文学。そこまでが主なゾーンでその向こうは文庫コーナーでこっちは行くことも行かないこともある。けれど今日はまったく違って目的は左側だ、ビジネス書だ、今日は僕はカゴを持っている。

12月29日(水) 

6時で川又さんが上がり、ここからどうなるかなと思ったら勢いは止まらなかった。結局、通常営業最終日の今日が一年で一番のお客さん数で一年で一番の売上の日になった。最後のお客さんだった本間くんと立ち話、僕はたちまちビールを飲んでいる、川とバスについて話した、見送るとさて片付けをどこまでやれるかなというチャレンジで、洗い物は終えられるかな、レジ締めまでは無理そうかな、終電は18分、さあどうかな。どうにか全部こなし、間に合った。小走りで駅に向かった。

12月30日(木) 

1時半くらいまでで仕事は終わりにし、それから『なりすまし』。本編が始まったというような感触があってだんだん楽しくなってきてよかった。
それで意識が重くなってくると寝室にそっと入り、遊ちゃん、姪っ子が眠る横にそっと入り、布団が冷たい。いつもだったら遊ちゃんにしがみつけるのだけど、間に姪っ子がいるのでそういうわけにもいかず、だけどすぐ横にちびっこの寝顔があって愛らしい。しかし寒い。手を当てて目をあたためていると眠気がやってきた。

12月31日(金) 

公園に行かないか? 3人で、と姪っ子に誘われ、行こう行こう、元気に遊びに行こう。柔らかめのサッカーボールを取ってもらうと僕たちは家を出発し、道路に出るとすぐに蹴り始めたので車が見えたら手で持つルールねと言って蹴り合いながら進む。途中、車が見えるとちゃんとボールを持ち上げて立派だ、そして通る車を見ながら
「スズキ」
と言ってそれから「ニッサン、スズキ、ホンダ」と視界に入った車のメーカーを順繰りに言っていった。

1月1日(土) 

夜も雪が降り続いたらしく外はもう晴れてはいるが雪が積もっている、さて道の様子はどうだろうか、厳しいかもしれない、父が姪っ子と藤井さんを乗せて偵察ドライブに出て、僕と遊ちゃんは散歩に出た。太陽が当たるところは雪は解けて濡れているくらいだが、日陰になっているところは雪もそうだしつるつると凍ってもいて、公園は一面が真っ白だ。セブンに行ってコーヒーを買って戻るとお散歩に行ったのはずるいと姪っ子になじられた、だってドライブに行っていたじゃないか、藤井さんは今日帰るのは諦めたようだ。道の状況は大方問題なかったが、まだ荷造りも全然していないし、という感じの理由だったのだろう。なのでのんきな日になる、みんなで神社に初詣に行き、神社までの道は大混雑だった、屋台が出ていてドネルケバブとかタイラーメンとかが人気を博しているように見えた。参拝を終えると姪っ子とさっき交わした約束どおり雪遊びを少しした。

1月2日(日) 

家は一挙に静かになった、気が抜けるような静けさだ、箱根までの道を半袖短パンの男たちが懸命に走っていて即感動。車を借りて出、ショーゾーに。今年は大晦日と元旦は休みらしく、そうなるとお客さんはまとまるだろうから混みそうだなと思って開店前に着けるように出た、周囲を取り囲む山の姿がとにかく気持ちいい。
黒磯に着き、店の前を通るとずらっと並んだ人の姿があってどうなるだろうと思う。しかし車を停めて行ってみるとすんなり入れて、右手の一段下りた白い壁のカラフルな椅子のエリアに通されて、ほんのわずかあとに満席という声が聞こえたので滑り込みセーフだ。勝った!
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