会話のない読書会 ベン・ファウンテン『ビリー・リンの永遠の一日』

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「会話のない読書会」は「同じ本を同じ場所で同じ時間を共有して見知らぬ人たちと一緒に読む」、という読書会です。
読んだあとに参加者同士で話し合ったりもせず、ただ黙々と、好き好きに飲み食いしながら本を読む、ただそれだけが、なんだかすごい濃厚かつグルーヴィーな体験に、なれ、みたいな企てです。
「読もうと思っていたところで」「これを機に読んでみようかな」「全然知らないけど試しに」等々、いろいろなスタンスの方が参加してくださったら楽しいな、と思っています。
(参考:開催後記:参加の方のご感想等
会話のない読書会08
日時 2月28日(火) 20:00~22:30
open19:30 / close24:00
場所フヅクエ
読む本 ベン・ファウンテン『ビリー・リンの永遠の一日
(本は各自でご用意ください)
料金 1,500円
「2ドリンク」or「1ドリンク+つまみ/ケーキ」。
(+300円/500円で「1ドリンク+軽食/食事」に変更可。当日のお申し出で大丈夫です。)
定員 10名
予約 メール 、あるいはFacebookTwitterのメッセージから
内容 「読む本」を読みます。
適宜飲食物をオーダーしつつ、飲み食いしつつ、自分のペースで読みます。
この日から読み始めるでもいいし、この時間で読み終わるような箇所まで進めて来るでもいいし、再読するでもいいし、好きなように読みます。
途中で疲れたらしばらく他の本であるとかに退避可。外出しての休憩も可。映画館同様途中で帰るのはできるだけ我慢。
22時半で終了のお知らせ。
閉店時間までは残って読み続けてもいいし人と話してもいいしもちろん帰ってもいい、という感じです。
「会話のない読書会」第8回は『ビリー・リンの永遠の一日』を読みます。
2月11日予定だった映画の公開が延期になったところみたいですが、新潮社の作品紹介のページによると本作は「兵士の見た過酷な戦場と、祖国アメリカに溢れる愚かな狂騒。全米批評家協会賞受賞作。」とのことで、「中東での戦闘を生き延び一時帰還した8人の兵士。彼らは戦意昂揚のための催しに駆り出され、巨大スタジアムで芸能人と並んでスポットライトを浴びる。時折甦る生々しい戦場の記憶と、政治やメディアの煽る滑稽な狂騒の、その途方もない隔絶。テロと戦争の絶えない21世紀のアメリカの姿を、19歳の兵士の視点で描く感動的長篇。」とのことです。
べらぼーにおもしろそーーーと思って、次の読書会はこれね、と思ってそうした次第です。
というのも、年末くらいから妙に戦争絡みの小説を読む機会というか読みたい気分が高まっておりまして、なんだかもっぱら「戦場にいる状態ってやばくないか?死に接しながら生きるって一体どういうことなの???」という興味なのかなんなのかで、立て続けにヘミングウェイの『武器よさらば』(第1次大戦)、『キャッチ=22』(第2次大戦)、『煙の樹』(ベトナム戦争)といったところを読んで「戦争戦争」という感じだったので、「さあ来たぞ今度はイラク戦争だ!」といったあんばいです。なんだか非常に楽しみ。
先述の通り映画の公開は延期になった模様ですが、会話のない読書会は映画館で映画を見る時間・体験とどこか通じ合う時間・体験じゃないかと思うので、ぜひ一緒にあれしましょう!