会話のない読書会は当面中止いたします
その本を読むためだけに用意された、贅沢で最高の読書時間——
「会話のない読書会」は、楽しみにしていたその本を、同じくその本を楽しみにしていた人たちだけが寄り集まった空間でただ読む、という読書会です。
この読書会では、参加者同士が車座になって気の利いた気づきを発表し合ったり語り合ったりすることはしません。映画館で映画を観るように、おのおのの席で、黙々と、ただ読む。コーヒーやお酒や食事を楽しみながら、決められた時間のあいだ、ただただ読む。時間になったら帰る。
参加者たちは見知らぬ者同士のまま、「ここにいる全員が今、同じ本を読んでいる」という認識だけが渦を巻く。ただそれだけが、どうしてだか忘れがたい、濃厚かつグルーヴィーな体験に、なれ、という企てです。
(参考:ご参加の方のご感想等)
会話のない読書会
日時 |
4月20日(月) 20:00~22:30
open19:30 / close24:00 |
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場所 | フヅクエ |
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読む本 |
アルベール・カミュ『ペスト』(宮崎嶺雄訳、新潮社) (本はご用意ください)
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料金 |
2,000円(税別)
2,000円分の飲み食いをしていただけます。感じとしては「コーヒー2杯とケーキ」とか「ご飯と飲み物とちょっと」とか、そのくらいです。余ったりはみ出たりする分は差額のお支払いで何でもご注文いただけます。(メニューはこんな感じです)
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定員 |
10名 |
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予約 |
こちらからお申し込みください |
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内容
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「読む本」を読みます。 |
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適宜飲食物をオーダーしつつ、飲み食いしつつ、自分のペースで読みます。 |
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この日から読み始めるでもいいし、この時間で読み終わるような箇所まで進めて来るでもいいし、再読するでもいいし、好きなように読みます。 |
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途中で疲れたらしばらく他の本であるとかに退避可。外出しての休憩も可。映画館同様途中で帰るのはできたら我慢。 |
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22時半で終了のお知らせ。 |
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閉店時間の24時までは残って読み続けてもいいし、もちろん帰ってもいい、という感じです。
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◎作品紹介
発表されるや爆発的な熱狂をもって迎えられた、『異邦人』に続くカミュの小説第二作。
アルジェリアのオラン市で、ある朝、医師のリウーは鼠の死体をいくつか発見する。ついで原因不明の熱病者が続出、ペストの発生である。外部と遮断された孤立状態のなかで、必死に「悪」と闘う市民たちの姿を年代記風に淡々と描くことで、人間性を蝕む「不条理」と直面した時に示される人間の諸相や、過ぎ去ったばかりの対ナチス闘争での体験を寓意的に描き込み圧倒的共感を呼んだ長編。
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(2020年は毎月10,20,30日に開催する予定です)