1:アンティーク屋さん
2:作り途中の扉
10月7日。
「xx日目。佐野市にて悩む
これまでの僕にとって佐野という地名はパーキングエリアだかサービスエリアだかがある町としてしか認識されていなかったため、今日は佐野まで車で行った。2時間ちょい掛かったが道中つけていたインターFMはずっとノイズまみれだった。
計画性が本当にないな、と反省しきりの日々なわけです。ソファ、まあ、焦って探さなくても、開店してから見つけてもいいよね、と、数日前は本当に思っていたのだけど、いざいろいろ並んでみると、ソファないと寂しいだろこれ!となって途端にワヤワヤと。あれこれ検索していると佐野にあるアンティークショップというのかしら、あれこれ売っているところのページと出くわして、商品見ていたら全体的によさそうだな、と思い今日は急遽な感じで佐野に。
いいところだったしいい方々だった。だいぶ親身に一緒に探してくださって、僕はiPhoneで店のあれなんていうの、見取り図?レイアウト図?設計図?を見せながら、床がこんなで壁がこんなで、で、ここにこう並べたいわけなんですよ僕は、で、どれがいいですか?みたいな感じで。
それでおおむね決めて、金をおろしにコンビニに向かっていたら「いや、あれよりもこっちがいいかな」などまた悩み始め、店に戻ってからも「もうちょっと悩ませてください」とか言って併設のカフェのテラス席で茶をしばきながらもうひと悩み。
広い敷地で、ちょっと離れたところに小屋をトンカントンカン作っていて、その音の中で目の前には鮮やかな畑か何かが広がっていて、トンボか何かがたくさん飛んでいて、黒い猫がのったりのったりテラスの端まで歩き、そこで爪をとぎ、少し戻って日陰のところでベロンと横になって気持ちよさそうにしていた。すごく気持ちがいい場所だったので万札を何枚も払って帰ってきた。気づけば到着から4時間くらいが経っていたわけでした。
当初はせっかく佐野市に行くのだし、隣県だけどわりと近そうな結城市のカフェ・ラ・ファミーユに行ってみたいなと目論んでいたのだけど、夕暮れ時が差し迫っていたことが最大の理由とは言えそちらに行かずとも十分に気持ちのいい場所で気持ちのいい時間を過ごすことができたので大満足でした。ソファ等、木曜に届く予定。もうこれ最高でしょ、っていうのを選べたので置くの楽しみ。
ということでママンが作成した夕飯を食べたら家を再び出、ホームセンターで要るものをいくらか買ったのち店にさっき到着。
昨日本をぜんぶ外に出してしまって、本棚に収めないとしにくい作業も出てくるため(計画性が本当にないな、と反省しきりの日々なわけです)、これから並べるか並べないかのどっちかをしようという予定。とりあえずビールを飲もうかという予定。」
佐野市のお店は「
SETT F.」というのかな、なんか今のいままで「Fファーニチャー」っていう名前だと思い込んでいた。気持ちのいい場所で、親切な方々で、とてもよかった。ここで買ったのがゆらゆらロッキングから変形して足伸ばせるソファになるやつと、カラフルな王座みたいなソファと、その席のテーブルにしているドアをリメイクしたみたいなやつ。間際のところですごいいい買い物できてたいへんハッピーでした。
8日9日あたりは入り口扉の羽目板をどうこうみたいなことをやっていた模様。LINEでも板を固定するときのクランプがどうのとか、「つける場所間違えた!」であるとか。ジグザグにしたのは永山案で、最初は難色を示していた僕もどこかで「いいかもね」と翻意してこの形が採用された。
店名のはシールのやつで、カッティングシートっていうんだっけ、オンラインの印刷屋さんにオーダーした。
また、この時分に懸案というかしばしば話されていたのは窓ガラスをどうするかというところで、完全にヒビが入っているやつが何枚かあったのでそれはガラス屋さんにお願いして新しいやつに替えることにして、問題は他の、割れてはいないけど経年な感じで曇っていたりするやつで、これどうやったらキレイになるんだと。一番奥の席の前のガラスとかキレイにしようと何か鋭利なやつで削ったら見事に傷つけちゃったりして、という右往左往をして、最終的な結論として「キレイじゃなくていいや」に落ち着いた。今となってはこの曇り具合いいよね、という気になっているがお客さんはどう感じているんだろうなというのは聞いてみたいというか聞いたことないところで。