フヅクエができるまで(35)10月2〜5日、あれこれ(こまごま)

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1:ペーパーフィルターホルダー。大成功でしょ、と思ったのだけど弱かったので後日別のやつで作りなおした。
2:塗装中の階段
3:いろいろ入ったダンボール
4:たわむれに並べられたグラス
「xx日目。気がつけば10月になっている
「9月末くらいには…」と当初言っていた開店時期ですが、ここのところは聞かれるたびに「10月の最初の週とかには…」と答えていたのだけど、10月1週目って4日しかないんだね、ということを昨日あたりに気がついたため、今は「10月前半とかにできたら…」というところにシフト。前半っていうのは15日までのことを指すよ。実際いつになるのかさっぱりわかっていないながらも一歩一歩、やるべきことをやるっきゃないですよね、やるべきことやってたらいつか「あ、準備終わった」という瞬間が訪れるか、「あ、準備完全に終わったって気は全然しないけど始めようかな」という瞬間が訪れるだろう、と。
最近は「どうせ最初なんて誰も来ないんだから」ということが頭をよぎることがしばしばで。クオリティの妥協とかそういうことではなく、例えばソファとか、あと2脚は必要なのだけど、「これって店始まってから買っても構わないかもしれない、いたずらに焦って変なものを買うよりもずっとそちらのほうが」とか、そういうことを考えだした。妥協とかそういうことではなく。そういうことではきっとなく。
というわけでちょこちょこと進む。
厨房の吊り戸棚に吊り板がついたり。板金屋さんで作ってもらった四角いやつにけっこう厚めの板をつけて、これはなかなか無骨でかっこいい。 昨日来てくれた友だちと階段の汚れをスクレーパーでこそげ続けたり。今度なにか塗る。
トイレのトイレットペーパーとか置く棚を今日がんばってつけてみたりとか。(まったく手応えがないビスがいくつもあってそうとう耐荷重弱そうだけどトイレットペーパーなのでいい。多分)
L字金物やビスを黒染め液で黒くしたり。(黒染め液は新宿のハンズだと7階で買えるのだけど買うのに免許証と印鑑が必要っていう劇薬なので買うだけで高揚する)
椅子の背板は検討中で、オスモカラーのショールーム行くとサンプルもらえて楽しかったり。
厨房に入った棚に炊飯器とトースターとりあえず置いてみたら厨房らしさが感じられたり。
金木犀がやたら香るので感傷的な気分になったり、肌寒いので一枚羽織ってみたり。」
とのことで、注意深い方であれば「あれ?書いてること前回のやつと被ってない?」というふうに思われるだろうけど、僕も「ありゃま」と思った。記録のノートがとられていないため、このシリーズに対するあと注意力が散漫になっているため、もはやいろいろな日時がわからない。画像のファイル名の日時だけが頼り。
いくらか前に呪いみたいな何層にもなっているガムテープを剥がした階段の塗装。これは確か、ビルの出入りがない夜中に、下から上に塗っていって、最後店の前で終わって、店に入って、寝る、みたいなことをしたような記憶がある。それ2回繰り返した記憶がある。踏んじゃいけないので、というところでそういうことをしたのだけど、夜中、忍び足で踏み下りて、コンビニに何か買いに行った記憶がある。
本や買い集めた食器等をダンボールに詰め、たぶん親の車を借りて搬入。調子に乗ってお冷用のグラスを棚に並べてみる等。このカラフルなグラスはショーゾーに行ったときに、帰り黒磯駅まで歩いていたら金物屋さんだったか何かがあり、外からこれらのグラスが並んでいるのを見かけ、「お」と思って、電車まで10分、急がないと、など言いながら10個くらい買ったやつだった。
こういう細々した動きを見るとちょっとずつおしまいに向かっているのが感じられますね。
おしまいと言えば、今日、現在改修工事中のお向かいの中華料理屋さんに、椅子っぽいものを持ったスタッフらしき方々が出入りしていて、「備品入れ始めたってことは」感があってなんかよかった。
中華料理屋さんは去年の工事期間中も昼飯食いに何度かお邪魔していて、餃子のやつがやたら美味しかった。「チューボーですよ!」によく出ている様子。