1:ベニヤに合わせてウレタンをカットする
2:緑色のノリを噴霧
3:スポンジか何かを乗っける
4:革を切る
5:なんか測る
6:プシュっ!とする
7:座面が完成する
「xx日目。椅子張の妙技に酔いしれる
遅い時間の予定があった昨夜は店で寝ることにして一人お泊り会的な気分で楽しく過ごし、ちょうど昨日届いたソファの骨組みにウレタンとクッション敷いて寝る等をおこない、そのため今日は起床後5分で作業が開始された。
今日は友だちの友だちの椅子張り職人に来ていただいてハイチェアの座面張り。椅子張り体験できるかなとか思っていたけど素人が出る幕はほとんどない、技の世界だった。
座面のベニヤの形に合わせてウレタンを切り、プシューっていうのでノリを噴射して両面につける。ノリまでコンプレッサ使ってプシューでできるのかという驚き。
そこに革を張るわけなんですが、日暮里の繊維街の革屋さんで先日買ってきたやつで、牛の半頭分くらいらしくて、ピンと張っている部分となんかよれよれしている部分があって、張っている方が背中側、よれよれの部分がお腹側ということで、革製品って普段使っていてもそういうことを意識することは僕はまずないのだけど、全体の形を見るといやほんとこれ動物なんだなあ、と。(動物愛護の方からしたら非常にあれでしょうが)
で、この革を張る作業というのが本当にまあ職人技で、プシュって釘を打つフィニッシュというのがあるのだけど、それを革を引っ張りながら打ち込んでいくわけですが、音にしたら「パパパパ」というくらいに速さで打つんですよ。俺だったらそんな速く指動かすことすらできないわっていうくらいの速さで。そんで端がよれないようにグッグッてやってパシンてやって、グッグッてやってパシンてやって。
微調整に次ぐ微調整で、一枚の革を張る局面でいったい何十回の判断が頭の中でおこなわれているのだろう、と思いながら感心して傍観するばかりだった。いろんな職人さんを今回見ているけれども、やっぱり見えている世界が違うというか解像度が違うってことなんだろうなーと毎度思う。どの人も格好いい。
というわけでハイチェアの座面が無事できた。下からビス打って固定。背中のところに塗装した板をつけたら完成。
その他ここ数日は改めて調色した(してもらった)塗料で壁や梁を塗り直したり、本棚を照らすスポットライトが到着したり、本棚やカウンター塗り始めたり。」
短いし一番格好いいところじゃないのが惜しいんですが、まあほんと格好良かった。
照明の話が最後にあるけれど、照明器具は決まったが、電球をどうするか問題というのが起きていた。最初は裸電球っていうんですかね、あの、眩しいやつ、フィラメントっていうんですかね、あれが見えていて、そこ見ると「まぶしっ」てなるやつ。あれをつけて、「いや、これはいけないんじゃないか」っていう意見が永山から出て、確かに、となり、そのあと電球を何かで直接見えないように細工したらどうか、とか。しかし不格好にならないか、とか。っていうので結局裸電球でない、なんていうんですか、今ついているやつみたいな、不透明でもわっとするやつ、にした。
で、後日というか半年後くらいかな、LEDレンタル業者の方の口車に乗る格好でこれらはすべてLEDに変わった。