本の読める店

6月の現状

Entry blog fuzkue475

10月の現状 | fuzkue
11月の現状 | fuzkue
12月の現状 | fuzkue
1月の現状 | fuzkue
2月の現状 | fuzkue
3月の現状 | fuzkue
4月の現状 | fuzkue
5月の現状 | fuzkue

6月の現状。6月も堅調。日曜日がいくらか落ちて「うーむ」と思った一方、平日(月〜木)が前月より一日あたり2.1人増えた。今年いちばんよい平日の数字だった。6月は休日が少なく平日が多い月だったのでそれによって助けられたし、なんでそうなったのかはわからなかった。だいたいにおいてそんな感じで、堅調といって差し支えないところだった。

週末の開店時間が16時から12時になって半年が経過した。平日の開店時間が18時から12時になって5ヶ月が経過した。とりあえず半年くらいやってみてこれで続けるのか否かは考えます、ということをたぶん変更するときに書いていた。
やり始めてすぐに「あーこれは続ける以外はないわおそらく」ということになって、でもそんなのは始めだけというか、明るいフヅクエどれどれ的なところでひとまずということもありうるからここまでやってみたわけだけど、結論はもちろん変わらないでこの営業時間でやり続ける、になる。
昨日改めて時間帯別の来客者数を見てみたのだけど、それを去年の分と照らしてみたところけっこうきれいなくらいに、営業時間が増えた分がただ上乗せになっている、という様子だった。つまり、週末であれば16時以降、平日であれば18時以降の来客者数はあまり変化していなくて、そこは変わらないまま、週末であれば12〜16時、平日であれば12〜18時の、拡大されたところに新たにお客さんが来てくれている、という格好になっている。
やる前は平日はともかく週末は、これまで夕方あるいは夜来られていた方が「昼からいけるなら昼で」という感じでただスライドする感じになったらどうしようかしらな、時間が分散するだけでお客さんの数は変わらなかったりして、といくらか思っていたのだけど、そうはならずにちゃんと総数として増えたのでよかった。週末は上がり下がりはあるものの均してみると去年までと比べて190%くらいになっている。これはなんというかめちゃくちゃに大きい。
また、平日に関しては昼の定食屋を終わらせて昼からフヅクエにしたわけだけど、ほとんど屋台骨みたいなところのあった定食屋を終わらせて、長くなった営業時間でそこで失った分を取り返せたら最高最高、でもまあそうは行くまいと思っていたが、蓋を開けてみたらちょうど定食屋分をまかなうくらい、ちょっと足りないくらい、になっていて、だから平日は「定食屋以前」と「定食屋以降」で売上がほぼ変わらないような感じで済んでいる。

そうするとどうなるかといえば週末の増えた分がまるまる去年までよりも増えた分ということになって、これはとてもよい。去年の前半6ヶ月と比べて売上は150%、営業利益は250%となった。今年前半はとてもよかったと言い切ってしまってまったく問題ない。そういうことになった。
この調子がいつまで続くのだろうという、そういう不安以外は感じないけれども(これを打っている今は土曜日で、「ちょっとちょっとーwww」という、今年一番な感じのちょっと度し難いレベルの暇な週末になっていてその不安に拍車をかけている)、6ヶ月続いた、というのは、どうなんだろう、ある程度、こういう水準が続くと考えてみてもいいのだろうか。そうであってほしいのだけど、ほんとこういうのってお店をやっている人ってどういうふうに考えるものなんだろう。ほんとわからない。ほんとわからないが、「これはお客さんの動きに影響ありそうだよねー」というようなメディア掲載みたいなものも年始のOZマガジンくらいで、だから、知らないが、特に「これ」ということもなくこういう感じで6ヶ月が続いたということで、ある程度このくらいの感じは続くと思ってみてもよろしいでしょうか? 誰か教えて。いやでもほんとこういうのってどういうふうなもんなんだろうなほんとまったく考える取っ掛かりがわからない。どういうふうに考えたらいいのかわからないと打つべき手もわからないから、だから僕は打つべき手もわからないままひいこら働きながらここまで生きてきたのだけど、半年ある程度「激烈」と呼んで差し支えのない働き方で働き続けてそろそろ限界を迎えようとしている。疲れた。さすがに週6日とか13時間労働とかやっちゃいけないなとなった。始める前にこんなことを書いていた。

むしろ、この全日12時24時のフヅクエになることによって持てる希望として、一つは「俺定食屋だっけ?」みたいな仕込みをこれまでよりもしないで済むようになる、それから昼飯バカ食いしてバカ眠くなってバカ昼寝するバカサイクルを強制的にやめられる、そして昼寝できないかつどうせ昼開けててもたいがい暇なのでもっと本を読むようになる、有意義、みたいなふうになるんじゃないかなということがあって、それからもう一つが大事で、目指す形に近づいていけば働き方をもっとコントロールできるようになるはず、18時24時の営業よりも12時24時の営業のほうが人を雇うというときにいろいろな雇い方の選択肢が生じる、そうなったときに、今はまったく作っていない丸一日休みとかもちゃんとデザインできるようになるはず、ということがある。かっこ悪くない店になりたいということと同時に、働き方をどうにかしていかないといけないというのもこの変更をうながす大きな要因ではある。なので、なんというか、今年の目標は先日も書いた通り「ワークライフバランス」なんですが、ワークライフバランスを実現するためにもまずワークワークワークというか店超開けるみたいなことなんだよなとも思っているのだが、どうか。あやういか。実にあやうい気もするが、どうか。 平日の営業時間を変えようかな日記 | fuzkue

まああやうかったわけだけど、でも完全にやってよかったし半年のあいだワークワークワークでよくがんばったよなというところで自分自身を褒め称え崇め奉りたい。誤算だったのは「どうせ昼開けててもたいがい暇なのでもっと本を読むようになる、有意義、みたいなふうになるんじゃないかな」というところで、そう忙しいわけでもないはずなのになんだか何かしらをずっとやっている感じになるんだよな、そりゃそんなん疲れるわ、というところで。
そんな感じで最初は「あ、いけるかも」だったんですが、4月くらいから疲れが全然取れなくなって、最低限やっておかないといけないことでもう目一杯になっていてそれは店にとっても健全ではない。なんかこう、ビスコッティ焼きたいなとか、キーマカレー作りたいなとか、なんでもいいんですけど、そういう余計なことがまったくできなくて、別に食べ物に限らずだけど、そういう余計なことはきっと大切なことで、でも今はまるでできていない。
こんなふうにまだ3年目なのに必死に維持みたいになってしまうのは、本当にいけない。維持しているつもりが次第に気づかぬうちに価値みたいなものが下落していくであろうことは目に見えている。まだ下落はしていないつもりだがそれもどうだかわからない。いやまだしていない。フヅクエは相変わらずブリリアントだ。なのでめでたい。
ともあれ、そういうわけで、そろそろ、というところで、「目指す形に近づいていけば働き方をもっとコントロールできるようになるはず、18時24時の営業よりも12時24時の営業のほうが人を雇うというときにいろいろな雇い方の選択肢が生じる」とあるけれども、だから最初からどこかでもう少し人を雇おうというか、雇えなかったら完全に詰む、とはなっていて、さあそれはいつからなんだろう、と考えていたのだけど、それで、だから、という話の前にもう一つ。

6月の末日に「今月も堅調だった」となって、ふと金のことを考えていた。今年になってからは毎月余剰というか、まあ貯金ですが、貯金がどんどん増えていくということになっていた。店始めて半年くらいのところ、だからちょうど二年前くらいなのかな、に、毎月10万ずつとか減っていって残り40万みたいな、あれ…?みたいな状況に直面した身からするとこれはまさにV字回復な感じの回復で、これは本当にすばらしいことで、今年はとにかく貯金を増やしてというか戻していってなんかちょっと何かに安心するみたいなことにしようか、と思ってこれまで生きてきたわけなのだけど、それで6月最後の日にふと金のことを考えていた。
そうしたらですね、あ、これ完全にマジックだったんだこの貯金増加は、ということがわかって。
僕今年までってほとんど税金払ってないんですよね。フヅクエ始めて以来今年まではほぼ所得0みたいなそういう感じで、先月とか臨時福祉給付金で15,000円とかゲットしたくらいで、サンキューみたいな、そんなわけで税金なかったわけなんですよ。で、それが増えていく貯金の正体だったという、本当にそれだけの話で、今年もしこの調子が続いていったと仮定したとき、所得が今年はちゃんと発生してそれで各種税金が算出されるわけですけど、そうしたら、「えーwww」という金額になって、「え、こんなに持ってくの?www」ということが判明というか突き付けられて。
それで、どうなるかというと、例えばじゃあ来年になってからもう少し雇おうかなとか思うじゃないですか。それでだから、税金と、新たな人件費と、というのが新たな支出として生まれまして、というのを考えてみたら、あれ?来年以降余剰ほとんど出なくなっちゃうってこと? ということに気がついてしまった。これはけっこうなところおそろしいことというか、なんだろうな、これは多分これいきなりかましたら今年との落差でガクンと気持ちがいくんだろうなというのが目に見えて、いやいやこんなんじゃ人雇えないわとか思っちゃって、でも先述のようにそろそろ限界迎えるというところで、だから余裕を持って雇う余裕もなければ余裕を持って働く余裕もないみたいなわりと身動き取れないみたいなことになっちゃう。
つまり、来年から雇った場合の突然びっくり大粛清を回避するとともに、今年の所得を減らして来年の税金を軽くするという、二重にクッションみたいな、たぶん、数字上の合理性みたいなものはおそらくそんなにはないのかなよくわからないけどな一挙両得感を得るためには、これはもう、今だな、というところで。

それから、あれです、3年近くやってきて芽生えた意識というのもあって、もう少し仲間みたいなものというか、なにかチームみたいなものというか、で楽しみたい、みたいな意識が芽生えたところがある。今はひきちゃんというスタッフがいて素敵な調子で働いてくれているわけだけど、シフトの日の開店前だとか、あるいは閉店後だとかに「ああかなこうかな」みたいに話したりしている時間を僕は心地のよいものだと感じていて、もう少しこれほしいなこういうやつ味わいたいな、と思ったところがある。なんかこう、「これ作ってみたいんだよね」「お、作ってみな!」みたいなこと言いたい。「こういうことやってみたいんだけど」「ほう、妙案!」みたいなこと言いたい。「もっとこうしたほうがいいと思うんだけど」「考えたこともなかったけど聞けばまったく仰せの通りだし一度その観点を持ってしまった以上引き返すことは二度とできまいね!」みたいなこと言いたい。

みたいなところで募集というかまあなんかそういうのそろそろしてみようかなと思っているところで、まあこのエントリー自体がそういう機能を持ってもいいというか、興味ある方はメールを送ってくだされば僕はなんか返信をするだろうしというところで、そういえば思い出したのだけど去年の年明けとかに「モーニングとかどうかな」とか思いついたのを書いたところ何人かの方から連絡をいただきその一人がたいへんラッキーだったことにひきちゃんだったわけだけど、それで今の今まで一緒にやってくれているわけだけど、だからほんと朝やってみようかなな思いつきを思いついて本当によかったなと思うところなのだけど、俺の軽薄な思いつきにマジ感謝というところなのだけど、それはそれとして、その何人かの方から連絡をいただいたときに一度もフヅクエにいらしたことのない方が興味あると言ってきてくださるということがあり、これはすごい光栄なことだなというか、これまで興味なくて一度も行ったことのなかった店で働くことに興味あるって、いったいどうやったらそんなふうに思えていったいどうやったらその口は俺に向けて興味ありますとかほざけるんだろうね、せめて一度行って行ったことあるという形を作ってから連絡するくらいの工夫をするくらいのことができないのはいったいなんなのかね、と思ったのは微笑ましい記憶なのだけど、まあただ思い出しただけで特に意味はないのだけど、まあそんな感じで、緩募みたいなところでぼやーっと募集をしている状態にしておこうかなみたいなところで、働く曜日とか時間とかはいろいろ相談しながらな感じでいい人がいたらお願いするみたいな感じがよいのかな、現時点での僕の希望、希望ではないけれども一番イメージしやすいのはこういうのかなあと思っているあれとしては週4日11〜16時みたいな人がいたらとってもワークライフバランスかなーとかは思っているけれど、時給は1000円なので上記のやつだと8万とかで、出せてもそこまでだよなあみたいな、ほんとそんなんで「雇う」なんて言葉は使えないんじゃないかみたいなみたいな、思ったりもするのだけどまあそれはいいし上記の感じには特に限らず、というところで、というところで。
以上6月の現状報告でした。

「フヅクエの日々」の他の記事