「同時に読む会」は、同じ時に同じ本を黙々と読む時間を共有するオンラインイベントです。
フヅクエは2016年に「会話のない読書会」という催しを始め、これまで70回ほど開催してきました。
それはこんな趣旨のものです。
その本を読むためだけに用意された、贅沢で最高の読書時間——
「会話のない読書会」は、楽しみにしていたその本を、同じくその本を楽しみにしていた人たちだけが寄り集まった空間でただただ読む、という読書会です。
この読書会では、参加者同士が本について語り合ったりすることはしません。映画館で映画を観るように、おのおのの席で、黙々と、ただ読む。コーヒーやお酒や食事を楽しみながら、決められた時間のあいだ、ただただ読む。時間になったら帰る。
参加者たちは見知らぬ者同士のまま、「ここにいる全員が今、同じ本を読んでいる」という認識だけが渦を巻く。ただそれだけが、どうしてだか忘れがたい、濃厚かつグルーヴィーな体験に、なれ、という企てです。
「同時に読む会」はこちらのオンライン版です。
店舗での開催と比べ、よりいろいろな土地土地からその本を読みたいと思っていた人たちが一箇所に集まり、ひとつの時間を共有して読むことによって、普段ひとりで読むのとはまた違った体験が生まれたら、と願っています。
「集まってただ黙々と本を読むだけで何が面白いの?」と思われる向きもあると思いますが、これがけっこう面白いんじゃないかと思うんですよね。ぜひ体験してみてください。
また「同時に読む会」では、終了後の時間を「ロビーの時間」と称して開放し、本についておしゃべりする時間を設けてみます。
ここがよかった、あそこが面白かったと、映画上映後のロビーで発生するような会話が生まれたらと。
もちろん人の話を聞いているだけでも、その時間はスルーして帰っていただくのもOKです。
初めての「同時に読む会」は、文庫化に際してびっくり仰天の巨大な注目を集めている、ガブリエル・ガルシア=マルケスの『百年の孤独』で開催します。
マコンドに流れる濃密な百年間を、寄り集まった人たちみんなでうろうろ歩き回る時間というのは、かなり鮮烈で奇天烈な読書体験になるのではないかと思っています。「え、今全員マコンドにいるの!? それどういうこと!?」というような。
そんな感じの催しです。
いつ読み始めようかなと思っていた方
読み始めたもののちょっと大変だから腰を据えて読む時間を取りたかった方
読書の時間の強制スケジューリングをしたい方
再読しようと思っていた方
他の人の感想を聞いてみたい方
いろんな方が集まってくださったらうれしいです。
開催概要
日時
8月4日(日)
14:00~16:00
場所
オンライン
読む本
ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』
料金
880円(税込)
参加の流れ
開始時間の15分前よりオンライン開場いたします
Zoomを使用します
ご購入後の案内メールにてお入りいただくZoomURLをお知らせしますので、そちらからお入りください
Zoomはインターネット接続環境下のPCやスマートフォン、タブレットからお使いいただけます。Zoomのご用意は各自でお願いいたします
開始時間になりましたら、2時間みっちり本を読みます
読書の時間のあいだは音声はミュートにさせていただきます
画面はオフでも、普通に映すのでも、ご自由にお過ごしください(手元を映すと面白いという説もあります)
16時になりましたら終わりのお知らせをします
16時からの45分間は「ロビーの時間」と称して、本にまつわるおしゃべりのできる時間とします
フヅクエスタッフが進行役を務めます
画面オフ・音声オフで聞くだけ、チャット参加でも大丈夫ですので、お気軽にご参加ください
途中のご退場もご自由にどうぞです
「同時に読む会報」をお送りします
開催後、「同時に読む会報」 というものを作成してお送りします
キャンセルについて
ご購入後にZoomURLが送信される都合上、お客様都合によるキャンセルは承っておりません。何卒ご了承ください
本イベントに関するお問い合わせ
event(at)fuzkue.co.jp ※(at)を@に変換して送信してください