本の読める店

今日の一冊

Entry apc 0196

中井久夫『徴候・記憶・外傷』(みすず書房)

2018年8月31日
それが昨日で、起きると、冷蔵庫にプルーンがあるよ、という書き置きがあり、開くとプルーンがあったので、食べて、出た、ゆっくり準備して、開店前、外に腰掛けて中井久夫の昨日のやつをまた頭から読み、5分だけ読み、それから仕事を始めた。
夕方ごろから、ぽろぽろと中井久夫を読んで過ごした、次の「「世界における索引と徴候」について」を読んだ。

「予感」と「徴候」とは、すぐれて差異性によって認知される。したがって些細な新奇さ、もっとも微かな変化が鋭敏な「徴候」であり、もっとも名状しがたい雰囲気的な変化が「予感」である。予感と徴候とに生きる時、ひとは、現在よりも少し前に生きているということである。
これに反して、「索引」は過去の集成への入口である。「余韻」は、過ぎ去ったものの総体が残す雰囲気的なものである。余韻と索引とに生きる時、ひとは、現在よりも少し遅れて生きている。 中井久夫『徴候・記憶・外傷』(みすず書房)p.34

・・・

現在の読書日記はメルマガにて配信しています。
店主阿久津隆著『読書の日記』(NUMABOOKS)も発売中です。
下北沢店をつくります&スタッフ募集のお知らせ

メールマガジン「読書日記/フヅクエラジオ」のご案内

「今日の一冊」の他の記事