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今日の一冊

Entry 0814

柴崎友香『公園へ行かないか? 火曜日に』(新潮社)

2018年8月12日
忙しい日だった気がした日だった、夜、柴崎友香を読んでいた、最初のうち、韓国の作家とよく一緒にいた、というようなことが書かれていて、そのあたりで、二人組の方が来られ、おしゃべりまったくできないですけど、と言うと、どちらも日本語が第一言語ではない人のようだった、どうするかな、と思っていたら、少ししたら、写真を撮ってもいいですか、と言われ、撮るだけ撮って帰るってことかな、と思って、それはなしだなと思って、なんのためですか、と、なんのためというのも変な質問だったなとあとで思ったが、聞いて、観光客なんですけど、SNSにアップしたいので、というような答えが返ってきたため、ダメです、みたいなことを答えた、どうするのかな、と思ったら一人が座って、一人が外に出て、ちょうどお会計の方があったので、見送りに出たところで、その外に出た方が、外から撮るのはいいですか、ということなので、さっき撮らないでって言ったのは撮って帰るからかと思ったからなんですけど、それは嫌だなと思ってそう言ったんですけど、中で撮っても別に大丈夫ですよ、でもあんまりバシャバシャ撮るのはなしだし、他の人が映るのもなしで、というようなことを言ったあと、どこからなんですか、と問うと私は韓国で、彼はアメリカ人でこのあたりに住んでいる、それで今日彼のところに来た、という感じだった、日本語ってわりと読めますか、けっこういろいろ面倒くさい店なんですけど、と聞くと、私は翻訳をやっているんです、ということだった、小説とかの、そうなんですね、編集者なんですか、なんか前に韓国の本屋さんの本を読んだときに、韓国はわりと編集者が翻訳をするって読んだんですけど、私は翻訳です、編集者から翻訳家に転職する人はいっぱいいます、ということだった、そうなんですね、韓国の小説、最近なんかいくつかシリーズのやつがあって、人気みたいですね、僕はパク・ミンギュの『ピンポン』を読みました、『ピンポン』が出てるんですね、あれは変な小説ですよね、変な小説で面白かったです。
なんというか期せずして和やかな会話になって、よかった、そのあと、オーダーされたカレー等を持っていったとき、アメリカ人という男性は韓国語のテキストを読んでいて、韓国人という女性は英語のテキストを読んでいて、なんだかそれがとてもよかった、それから、グーグルマップでアイオワ大学周辺をストリートビューで散歩した、シャンバウ・ハウスはこのあたりのはずだけどな、見当たらない! というような。

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