今日の一冊

2019.03.23
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####ジョゼ・ルイス・ペイショット『ガルヴェイアスの犬』(木下眞穂訳、新潮社)
『読書の日記』の刊行記念の滝口悠生さんとのトークイベントがあった夜は2018年の8月の最初でトークが終わって「楽しかった!」というのと「終わった!」というのでほくほくとしながらほっとしながら青山ブックセンターの会場の部屋から出るとおそらく受付のブースなのであろうところに平台があって『読書の日記』と滝口さんの本と一緒に『ガルヴェイアスの犬』も置かれていてその光景が妙に印象に残っている。そんなはずはないのだけれども売り場の照明が半ば落とされている音楽も消されているひっそりとした「閉店後の書店」みたいな印象があってだけど営業時間中のはずだからそれはやはりそんなはなずはない。「特別な時間」の気分がそういう印象をもたらしたのだろう。
この時分は『GINZA』の連載で毎月「今月はどれで書こう」と思っていて本を選ぶときにも「これならば書けるだろうか」というような計算が顔を出してくるところがあって滝口さんが書評を書いている『ガルヴェイアスの犬』は滝口さんが書いたもので書くとかそれは無理だなと思ってそれが多分強い理由になってスルーされていてだから読みそびれていた。
それでそれからも何度も見かけているはずだがずっとそのままでいたら先日渋谷の丸善ジュンク堂に行って『本物の読書家』を買ったときに外国文学の棚をうろうろしていたら目に入ってきて突然「あ、今だ」となった。
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