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フヅクエができるまで(39)10月14日、打ち上げる

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登場人物の説明や更新履歴

1:はんぞーの様子
2:片付いていない様子

10月14日。
写真はwebを作ってくれたハンゾーで、この日店に来て詰めの作業をしてくれた。
昼間、永山と僕とハンゾーがいて、なんかいろいろやることはあったしやったような気もしてはいるのだけど、覚えているのは「ケンタッキー食おうぜ」となってケンタッキーフライドチキンにおもむきチキンを買った、それからコンビニで発泡酒をたくさん買った、そのことだけで。
飲んで食って、そういうことをおこなっていた。僕は早い時間に飲むとだいたいそうなるようにこのときもすぐに眠くなって、それでソファで眠りこけた。やらなきゃいけないことはまだまだあったはずだったが、この日はなんというかそういう日だった。
起きて夕刻、何をしていたんだろう、僕は遅れて合流する形で新宿の居酒屋に行った。そこで永山と荒井さんと武岡さんと4人で、打ち上げとして飲み食いをおこなった。
本当になんていうか最後まで、ってまだ終わってないのだけど、最後まで、いいチームというかいい人たちといろいろできてよかったですと思った。心底。なんというか、このあと僕は一人で店を運営していくことになるわけだけど、人と一緒に何かをやるっていうのっていいもんだなーと、この3ヶ月くらいの時間を振り返ってとてもそう思った。
武岡さんが電車か何かの時間で先に帰っていき、そのあと頃合いを見て僕は二人に今回の謝礼を渡した。いくら払ったらいいんだろうと悩んだのだけど、こういうときこういうチームって困るというか、契約が交わされていないふわっとした関係みたいなものってそこにどう金銭を介在させていいのかわからないというか、っていうのはこれはこれで最後まで感じたことではあった。僕が払ったのは気持ち程度というにはすごく大きな額だったけど、実態からしたらとても小さい額だった。ふたりとも喜んでくれたのでよかったのだと思うし、僕もすっきりした感じもした。

それで思い出したのだけど、「人工(にんく)」という言葉があって、一人の職人さんに一日働いてもらったら1人工みたいな、たぶんそういう感じなんだと思うのだけど、1人工は2万円くらいな感じなのかな、職種とか人にもちろんよるんだろうけど、ちょっとわからないけど、とにかくそういう感じの金額で、今回はできるかぎり職人さんの手を借りずにできるところは自分たちでやることで掛かる金額をぐっと下げたという格好なんだけど、同時期にすぐ近所でラーメン屋さんになる店の工事があって、それをコンビニ行きがてらとか日々覗いていたわけだけど、うわー10人工とかいってこの現場毎日20万とか30万とか掛かってるのかー、恐ろしや恐ろしや、とか思っていて、もちろんそのぶんすごいスピードでできるから、家賃とか考えるといろいろ考える余地はあるんだろうなとは思うのだけど、とにかくなんか、そういう感じを思ったりしました。
あとそういえば家賃といえばで思い出したのだけど、すでに書いたっけな、物件の契約自体は7月終わりにしたのだけど、8月いっぱいまでは家賃を免除していただく、フリーレントという期間を設けていただいていた。これがあるとないとでは急ぎ方が違っただろうから、なんというかありがたやありがたやだった。

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