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フヅクエができるまで(27)9月5〜8日、造作、塗装、ナイト、クルージング

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登場人物の説明や更新履歴

1:すごい造作している荒井さん
2:造作しおえた荒井さん及び塗装に備えて掃き清められた床
3:サンダーと本棚になるもの
4:サンダーを掛けられたカウンター板
5:業者の方ですか?という格好をしてやってきた友人二人が掃除機をかける模様
6:入り口でおしまいになるような順番で塗装して、退散、の模様

9月5日。
「xx日目。妙にさわやか
今日はトイレ(TOTOのピュアレストEXとアプリコット。当初はネオレストにしようと思っていたのだけどビルの水量か何かの関係でこちらに。入ったら勝手に開くやつ!「水道水に含まれる塩化物イオンを電気分解することでできる次亜塩素酸」とかいうので自前で除菌してくれるやつ!早く、早く使いたい!ちなみに新宿のサザンテラスのあたりにあるTOTOとかのショールームに一度行ったのだけど、ものすごく楽しいよ!)がやってきて、「トイレが来たなあ」と思ったのであとはこつこつブックスタンド作成。(今日施工管理屋さんがブックスタンド落としそうになったときに「あ、やべ、阿久津さんのが」と言っていて、すごい個人的な作成物という感じになっていてなんか面白かった)
その後渋谷に出て印刷屋さんに行ってショップカードのことで相談と見積り、税務署行ってなんかの書類もらう、初台戻って作業、という一日。
初台の盆踊りか何かのお祭りが22,23日あたりにあるみたいなのだけど、公園に早くもなんか祭の準備っぽいなんかパイプっていうのかな、鉄パイプ、が組み合わされていて、あと2週間以上あるのにずいぶん気が早いな、と思いました。
窓に面したカウンター席の高いところに渡るコの字型の本棚が作られた。塗装して吊ったら本棚。
それからカウンターの板がついた。幅広なのでいつかこの上で眠りたい。で、カウンターの板のところを、サンダーという黄色い、やする機械で延々と表面とか側面とかをやすった。表面のスベスベはまだいいのだけど、ふちっていうのかな、角というのか、そこの鋭利さみたいなものに対する感度みたいなものがやればやるだけ増していく感じで、ドツボにはまって何往復もやすりをかけることになった。あれ、さっきは超まるいと思ったのにもう一度触ったらすごい鋭利、みたいな感じになって。感度というか、鋭利ハードルがどんどん上がっていくというか。やり続けたら木が消滅しますよ、と言われたのでいいところで切り上げた。
それから日曜の床の塗装に備えて片付け。片付けたら、無垢材っていうんですかね、わからないんですけど塗装されていない明るい調子のフローリング材が一面に広がって、横見てもカウンターの明るい木材で、やたら爽やかというか、まぶしくて目を開けていられないというか、私のような性根の腐った人間が見ると身構えてしまうような優しさ、清々しさ。暗い色の塗料で早く汚したいです。」

9月6日。
「xx日目。ずっと座っていた
ティーコゼーを買うためだけに黒磯へ。そっから4時間以上かけてお勉強しにみなとみらい。4時間座学。すごく楽しい。
大宮→黒磯→みなとみらい→大宮。最後の大宮から1時間ほどかけて歩いて帰る行程が重くのしかかっているところ。小雨。明日は床塗り。」

黒磯は1988 cafe shozoで、こちらで紅茶を以前飲んだときについてきたティーコゼーがすごくよくて、「これ欲しい」と思ったため、調べたら地元の作家でshozoのブログくらいしかヒットせず、これはshozoに行くしかないとなり、ただそのためだけに、という感じの黒磯行脚。まったく同じものは作らないらしく、前のときとは違ったけれど、やはりよかったので2つ買った。後日また2つ買った。今紅茶で使っているのがそれら。
みなとみらいはBUKATSUDOという施設で8月から10月に掛けて全5回でおこなわれた「これからの本屋講座」。講師はnumabooks/B&Bの内沼晋太郎さんで、この講座の情報を見たとき、「これは…!」と思い。
本を売りたいけれどどうやって仕入れたらいいかとかノウハウがまったくないことに加え、『本の逆襲』を読んだときに「この人最高だな!」となって、いったいどんなことを話すんだろうというのにすごい興味があった、というのもあり受講した。僕はこういう講座みたいなものって、あるいはワークショップみたいなものってまったく興味がないというか、怖いみたいなところがあって、何か問われそうで怖いみたいな、そういうあれがあるので参加しようと思うことすらないのだけど、これはなんか勢いがあったというか、第一期って書いてあるし二期でもいいのでは…?工事中の大事な時期だよ…?とか思ったのだけど、むしろ店始まったら毎週土曜日行くなんて無理だし、今しかない、本、売りたいし!みたいな、そんなところだった。そして講座はものすごい面白くて、毎回「いやおもしれーなー内沼さんて人はほんと頭切れるなー」とか思ってすごいノート取りながら楽しい時間として過ごすことになった。というわけだった。

9月7日。
塗装。書かれていないけど、ここでも僕のいい加減さみたいなものが露呈され、途中で永山に怒られたというか「ないっしょ」という顔をされた気がする。「いいっしょ」みたいな。「いや全然伸ばせてないじゃん」というような。どこらへんがそれなのか今度よかったら探してみてください。僕もわからないですけど。

「xx日目。床に色がついた
床塗り。の前に塗料が壁とかにつかないようにマスキングテープとかで養生。もうちょっとしっかり養生すればよかったと後に後悔。
それから床に粉塵が残っていないように大きな掃除機で吸い上げる。写真は清掃業者の方にしか見えない友人たち。古着屋で50円で買ったつなぎとのこと。
床塗り。雑巾で床にべっちょり塗料を落とし、それを乾いた雑巾で伸ばす、伸ばす、伸ばす、乾いていたはずが真っ黒べっちょり雑巾になる、という作業。1度目でなんかこれでもいいかもねと言っていたけれど一応と思って2度塗りしたらだいぶしっかり黒くなってとてもよかった。
這いつくばりながらひたすら床をこするという作業はけっこうなところ重労働で、特に2度目は塗料の上に塗料を塗るってそういうものなのか、とても重く、「うわあこれ…」と思いました。
そのため作業終了後は公園でアイス食いながらビール飲みました。いい一日でした。
2週間ぐらい休みなしで動いてだいぶ疲れた感じがするので明日は完全休養にして家から一歩も出ない予定。」

と、Facebookに投稿したそのコメント欄にて。

「おつかれさまー!
床の塗料は何塗ったの?ブライワックス??」
「どうも〜。塗料は「オ」がついて3文字のやつです!」
「おおー!いいやつ使ったね!
いつになったら行けるかわかんないけど、楽しみにしてるよー!」
「あれいいやつだったのか!下手こくと自然発火するのかー怖いなー、みたいな認識しかありませんでした笑
来てもらったときに「いいね!」って思ってもらえるよう精進いたします!」

最後のが23時2分で、これ打ちながら「あっ!!」と思い出したのだった。使ったのはオスモカラーという塗料で、これが自然発火する可能性がかすかながらあるため使用済みの布切れを水につけるか何かしておくべき、という認識があった、そして、僕も永山もそれをすっかり忘れていた…!ということを思い出したのだった。
そんなことあるはずもないと思いつつ、万が一でこれで発火して火事になったら…と思ったら心配でいてもたってもいられなくなり、親の車を借り、大宮から初台へ、一路。という感じで。
夜中のドライブ。ラジオを流しながら。夜の大きな道路を走るときのシティ感というかアーバン感というか、そういうのがけっこうのところだいぶ好きで、光とか、オレンジの光とか、尾を引くオレンジの光とか、音とか、好きで、発火発火と思いながら、一日中塗装して疲れた体だったのだけれども、それにしても夜ビール飲んでなくてよかったと思いながら、ラジオを聞きながら、インターFM聞きながら、ナイトクルージングっすわこれ、ナイト・クルージング、と思いながら、気分がよかった。 これ書いている今がちょうど9月7日から8日になるとかなったとかのところで、1年前の今は運転していたんだなと思い出すとなんともいえずいい。1年。

9月8日。休日。

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