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フヅクエができるまで(17)8月4〜6日、解体・ゴミ出し

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工事の進行というかが早いというかあれで、3日溜め込むだけでこれか、という感じです、写真が。
以下Facebookへの投稿から。

8月4日。写真の1段目2枚。
「壁がぶち抜かれてたいへん見通しがよくなった
作業3日目の今日はコンクリートブロックの壁のぶち抜きと、残置されていたトイレの破壊(設備屋さん)とその壁のぶち抜きが主な作業としておこなわれました。
はつり機と言われるドリルみたいなやつでゴゴゴゴとやったり、ハンマーで叩き落としたり。はつり機の勘所がいまいち飲み込めないまま終わったものの、ハンマーでボコーンという繰り返しは中々に爽快で、コンクリートブロックを破壊する教室とかがあったら週1くらいで通いたいなと思いました。
大変だったのは壊すのよりもむしろ崩れたやつを拾ってズタ袋に収める作業で、粉塵がものすごいし終わりも見えないし、なんの面白みもない作業だなー早く終わらないかなーいっそ今日のところはこのままでもいいんじゃないかなー明日やれるんだから明日やったらいいんじゃないかなー等、生来の怠惰さがよくよくわかる思考を続けていました。
そういう感じなので今日は重い物と関わり続けていたのでたいへん疲れました。いやしかしすっごい疲れた。
というわけで壁がなくなって(そういえば昔GTOで壁壊すシーンあったね。親と子供の心の壁みたいなやつ)、見通しがぐっと広くなりました。 ゴミ捨ててすっきりさせたらもっといいだろうな。何かが目の前で少しずつ変化していく姿を見るのは楽しいね。」

8月5日。2段目2枚。
「作業4日目。ゴミの山が右から左に移った
一見それだけのように見えるものの、実は細々と、壁板がなくなったりカーテンレールのボックスみたいなやつが剥がされたり天井から下がっていたパイプがなくなったりしている、ということがビフォーとアフターを見比べるとわかる、という日だった。
今日はモヤウに一度だけ東京から来てくださった方とモヤウ休みの日に工事中のとりいくぐるでお会いしたことがあった方が来てくれて一緒にご飯食べたりして、なんかこう、つながりみたいな言葉はいつまでたっても苦手だけど、縁、縁でいいか。縁みたいなものって面白いもんだなと、なんか改めて。
こっちに転勤してきた岡山時代の友だちが来てくれたり、6,7年ぶりに飲みの場で会った友だちが翌日来てくれたり、そもそも今回がっつり一緒にやってくれているのが小学校のときからの友だちというか親友という類の人だったりで、なんかこう、いいんじゃないか人生、これで、みたいな瞬間というかひらめきというか啓示みたいなものってたまにふいにすとーんと訪れますよね、っていうのがしばしば最近はあるんですよね、という。お花畑というか。まあそんな感じですかね。」

6日。残り4段。
「昨日は朝の墨出しという作業から始まって、これが見ていてなかなか面白かった。墨汁をまとわせたタコ糸みたいなやつをピーって張って、指で少し上げて離すとパシン!と床を叩いて、それで墨を床につけて線を引く、みたいな、伝わるかな。そういうやつでした。それでトイレと厨房の区画を作って、このスペースでいいですかね、みたいなことをおこなった。僕は検討したのち、「はい、これでいいです」と言った。
そのあと大工工事がちょろちょろと始まり、僕はしばらく抜けてインターネットのプロバイダをどうしたらいいか問題を解決すべくドトールでアイスコーヒーを飲んだりしていた。問合せをしていた結果危うくビジネスプランみたいなのに加入しようかという気になりかけたのだけど、普通の家庭用の光回線のOCNみたいなやつ(わかっていない)でいいってことでいいんですよね、っていうことですよね、ルーターをちょっとしっかりめにしたらいいってことでいいんですよね(誰か教えてください)
そのあと来てくれた友人やゴミ屋さん合わせて7人で8立米(とのこと)のゴミをひたすら階下におろしていく作業。一袋20キロとか30キロとかありそうな、華奢で非力な僕には悪夢と言えるようなガラ袋を何十袋も、それから釘の出まくった木材をたくさん、ひたすら移動させていった。これはもうちょっとわけわからない大変さで、7人の男たちが何かの団体競技をやっているような感じで2時間かもっとかわからないけどけっこうな時間をかけてがんばった/がんばっていただいた。
で、すっきり!ということが実現した。うれしい。
そのあと大工工事。厨房の床を作っていく。のを、「大工さんはかっけーなーほんとこれ」と思って呆けた顔をしながら見守った。
呆けた顔をしてばかりでもいられないのでほんの少し残っていた壁の木材を取り払い、ガラ袋に入れるために切ろうと丸のこを使っていたところ、「お、今日はどうもスムースに切れるな。線切らないように気をつけてもいるし、これは進歩と呼ばれるやつかな」と気持ちよくやっていたら「お前は木だけじゃなくて床をも切っている」ということを指摘される。どうやら刃をダメにしてしまったとのこと(弁償します)。丸のこは線を切ったり刃をダメにしたり、とことんセンスないなーと。
そんなわけで華奢で非力な僕にはしんどい作業だったらしく帰宅後9時過ぎには眠りに落ちていた。」

なお、この日入っていただいた大工さんは永山と荒井さんの同級生の方でたしか荒井さんと同い年のお若い方なのだけど、耳には鉛筆、ビスは何本も口にくわえ、足かどこかにはしっかりとした刺青、そして寡黙で淡々と仕事をしていく、という、なんていうか、僕の大工さんイメージを具現化したような方だった。極めてセクシーでかっこよかった。

ともあれ、解体完了できれいになった途端に何かが作られ始めた…!という感じだった。

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