本の読める店

『GINZA』での連載が始まりました

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ギンザで、連載。なんとまあ。という感じなんですが、先週発売の6月号、『OK, Ladies!』というのが特集名なのかな、それとも『いちばんまぶしい季節が来るよ!』というほうかな、ともかくその、リニューアル号の、6月号から、書店員その他の3人が本を一冊ずつ紹介する的なコーナーにて、MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店の岩渕宏美さん、HMV&BOOKS日比谷コテージ店長の花田菜々子さんと一緒にというかそれぞれに、その他として、おすすめの本というか最近読んでよかった本というか、について500字くらい書くみたいなことが始まりました。

なんかこう、ギンザで、連載! という感じがして、なんかこう、すごいすごい! え、すごくないですか!?みたいな、これで店に箔みたいなやつつかないかな! みたいな気分がちょっとあって嬉しいんですが、フヅクエを始めたときから僕はあの、商圏なんてそんなもん日本全国や!全国の読書好きの聖地になるんや! と言っているのですが、こういう、そういうことで、なんかこう、一歩近づかないかな、と思って、なので、がんばれフヅクエ、どんどんいこうぜ、と思っているんですが、それはそうと2月に公開した「 ひとの読書 」の武田俊さんの回のお話の中で、文字起こしをしながら削った自分の発言があって、「そっかだから僕は、仕事にはしたくないってことなんだな、仕事のためにとか、楽しみ以外のために本を読むってことからは、できるだけ遠くにいたいなってずっと、あるのかなあ」と言ったあとに、「だから仮に書評の仕事とかそういう依頼がきたとしても受けたくないですね」みたいなことを言っていた。
そこを、文字を起こしながら、「いや待てよ? 万が一そういう仕事の話が来たら、ほんとうに断る? ちょっと受けてみたくなったりしない? そう思う可能性ありそうじゃない? だからそういう可能性潰すような発言は発さないでおいたほうがよくない?」とか思って、削った。削りながら、「そもそも書評の仕事の依頼とかなんでお前自分に来る可能性あると思ってんの?w 誰なの?www」と思ったりもしていたのだけど、「いやほらわかんないじゃん、なんかもしかしたらそういうのだってあるかもわかんないじゃんじゃんじゃん」と抗弁してそのようにしたところ、このような話をいただき、「ほーら、言わんこっちゃない」と俺は言った。

そういうわけで、お話をいただいて、いただいた瞬間に「やりまーす!」と思って、「受けたくないとか言ってたのにいざ来たときのこの翻意の迅速さwww」と思って、その一方で、始まって、始める前は、いやしかしこの、その、仕事として読むみたいなそういう態度は本当に避けなくちゃいけないぞ、読書の喜びを損ねるような関わり方をしてはいけないぞ、と戒めるというか警戒するところはとてもあって、ペースをつかまないとなと思っているんですが、今のところは楽しくやっているんですが、これはわりと僕にとってありがたいチャレンジ感が自分のなかであって、僕はこう、このように、ダラダラ書く以外の書き方って普段することがないので、500字ってすごくタイトで、そこでなにかを書ききるみたいなことっていろいろハードルあって、このパーツをあっちにくっつけて、とか接ぎ木感も削る感も愉快だし、最後は一文字単位で調整する感じとか、これまでのところあって、そういうときに僕はだけどどうしてもいろいろ断言とかしたくないから「かもしれない」とか「もしかしたら」とか言いたいのだけど、この6文字使わなくて済んだらどれだけ他のことにいけるか、みたいな、しかし使わなければ俺にとって正しい振る舞いにはならない、さてどうするか、みたいな、そういう頭の使い方は新鮮でなんか学べそうで面白い、ので鍛錬を積みたい。

というところで、そういうのが始まりました、これでこれ読んだギンザなレディーが一人でも二人でも「OK、これ面白そう、読んでみよ」となって読むようなことが起きたら、それはわりとなんていうか、とてもよいな、と思っています。というところでご笑覧ください。

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