会話のない読書会 3/30 吉村萬壱『流卵』

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その本を読むためだけに用意された、贅沢で最高の読書時間——
「会話のない読書会」は、楽しみにしていたその本を、同じくその本を楽しみにしていた人たちだけが寄り集まった空間でただ読む、という読書会です。
この読書会では、参加者同士が車座になって気の利いた気づきを発表し合ったり語り合ったりすることはしません。映画館で映画を観るように、おのおのの席で、黙々と、ただ読む。コーヒーやお酒や食事を楽しみながら、決められた時間のあいだ、ただただ読む。時間になったら帰る。
参加者たちは見知らぬ者同士のまま、「ここにいる全員が今、同じ本を読んでいる」という認識だけが渦を巻く。ただそれだけが、どうしてだか忘れがたい、濃厚かつグルーヴィーな体験に、なれ、という企てです。
(参考:ご参加の方のご感想等
会話のない読書会
日時 3月30日(月) 20:00~22:30
open19:30 / close24:00
場所フヅクエ
読む本 吉村萬壱『流卵』(河出書房新社)
(本はご用意ください)
料金 2,000円(税別)
2,000円分の飲み食いをしていただけます。感じとしては「コーヒー2杯とケーキ」とか「ご飯と飲み物とちょっと」とか、そのくらいです。余ったりはみ出たりする分は差額のお支払いで何でもご注文いただけます。(メニューはこんな感じです
定員 10名
予約 こちらからお申し込みください
内容 「読む本」を読みます。
  適宜飲食物をオーダーしつつ、飲み食いしつつ、自分のペースで読みます。
  この日から読み始めるでもいいし、この時間で読み終わるような箇所まで進めて来るでもいいし、再読するでもいいし、好きなように読みます。
  途中で疲れたらしばらく他の本であるとかに退避可。外出しての休憩も可。映画館同様途中で帰るのはできたら我慢。
  22時半で終了のお知らせ。
  閉店時間の24時までは残って読み続けてもいいし、もちろん帰ってもいい、という感じです。
◎作品紹介
「ヘンタイ! ヘンタイ! ヘンタイ!」??選ばれた民として、新人類への進化という向こう側の世界に行かなければ。中2男子の性の目覚めがもたらす官能と陶酔。吉村版『金閣寺』、誕生。→Amazon
◎吉村 萬壱 (ヨシムラ マンイチ)
1961年生まれ。2001年「クチュクチュバーン」で文學界新人賞を受賞しデビュー。03年「ハリガネムシ」で芥川賞、16年「臣女」で島清恋愛文学賞を受賞。他の著書に『ボラード病』など。

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(2020年は毎月10,20,30日に開催する予定です)