昼のフヅクエが好きになってきた

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あれ、「が」でいいんだっけ、「お」だっけあ間違えた「を」だっけ。が好き。おあ間違えたを好き。昼が好き。昼を好き。本が好き。本を好き。本。が、好き。を、好き。がが状態というか止まっている感じがしてをだとなんか前のめりな感じというか今動き出しますという感じがするんだけどどうなんだろう。私は本を好きです。私は本が好きです。あがか。本を好きですってなんか変か。私は本が好きです。わたしゃ www 悪くない打ち間違い。あれ打ち間違えだっけ。私は本を読みます。私は本が好きです。まいいやというか何も考えていないのだけど、掲題の通り私は昼のフヅクエが好きになってきた。
今日がことのほかに気持ちのいい時間という感覚があるせいなのかもしれないけれど、昼の、2月から始まった昼の、平日昼間の営業が、これまでも好きか嫌いかでいえばどちらでもなかったというか特にそういう軸で考えてもいなかったのだけど、今日がなんだかとても気持ちよくて、そして昼間の営業もいいもんだな、営業というか、昼間のフヅクエに流れている時間もいいもんだな、と思った。ている。
なんせ、というか、昼間なので明るいんですよ。時間帯と席によってはカーっと、太陽が照りつけてくるようなところもあって、ちょっとそれは「すいませ〜ん」という過度さがあるんだけど、ともあれ明るい。夕方、今は4時半だけどだんだん日が傾いてくると明るさの色も変わってくるような感じがあってちょっと乳白色混ざる。そういう変化もきっといいし、平日の昼間といったら他のどの時間帯とも、夜はもちろん週末の昼間とも違って、違ってというかどの時間帯よりもあきらかに社会がオンになっている時間な感じがするじゃないですか、そういうときに、このフヅクエのなかに流れるすごい停滞というか淀んだというか凪いだというか静かな、幽邃とした時間。幽邃というのはゆうすいと読むんですが昨日覚えた言葉なんですけど人里離れて木々に囲まれてものしずかな様子という感じらしいのだけどこの人里離れて木々というか本々に囲まれてものしずかな時間、それがフヅクエの他のどの時間よりもあれから離れている、隔絶されている、感じがして、心地いい。
トラックが「バックします」の音を響かせた日にはもうそれは、突如としてあれになる、学校休んだ日の午後になる。あのなんとも形容しづらいまどろんだ時間になる。って学校休んだ日の午後が甘美だったとは言い切れないので出す必要もないあれかもしれないけれど、とにかく明るい時間に窓を隔てて聞こえてくる物音のなんともいえないなんともいえなさはすごい。子供のはしゃぐ声とか聞こえてきたらすごい。
そういうわけで昼間のフヅクエが好きになってきた。これまでは「とは言え夜のほうがいいよ?」と僕はわりと思っていたし言ったこともあったのだけど、どっちがいいとかでもないんだなというか当然知ってたことですけど「フヅクエはなんであろうといい」というそういうことでいいかな、いいですね。そういう感じです。
ところでまだ始めて2週間とかしか経ってないのでなんにもわからないけれどここまでは懸念というかまあそうなるだろうなと予期していためちゃんこ暇で売上激減ということにはなっていなくて、定食屋がなくなった分を補うくらいの感じにはなっているのでスタートとしては上々なのだけど、それで昨日「どうなのかな」と思ってExcelちゃんに聞いてみたところ平日のお客さんの来られた時間帯を見ると12〜18時という新設された時間帯、そこで65%の方が来られている、夜はだから35%。昼始まって「それなら昼行こう」でずれた部分もあるのかそれとももともと2月の夜はそうなる運命だったのか夜がこれまでにも増して暇になっている。とはいえ、なんだこの割合は。なに新顔にいいようにやられてるんだよ夜よ。俺が言いたいのはとにかく夜よもう少し存在感を示してくれよということでだから僕はやはり心変わりというか夜を応援したい夜の側につきたいだから夜よ、お前がやっぱりいちばんだよお前がもっともうつくしいよだから夜よ、お前のその輝きを俺に俺たちにもう少しだけ見せてくれないか。