本の読める店

みなさんからお寄せいただいた質問にお答えしてみる回

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きわめてあれなので最近聞かれた質問にお答えしちゃうぞコーナーを今からやります

これまでそんなことを聞かれた覚えは一度もなかったのだけど、この一週間というか日曜日と水曜日だからこの4日で2回、人から「これ以外は何かやってないんですか?」と聞かれた。
「むしろ店以外にもいろいろやるってけっこうなんかスタンダードぐらいの聞き方いまされましたけどそんな感じってありますかというか店やってる人間って副業もあるイメージというか認識ですか?店以外にもいろいろやるってけっこうすごいバイタリティないとできない気がするんですけど、そして僕はそういうバイタリティは持ち合わせてないんですけど、僕バイタリティあるように見えたりしますか?」と思ったが「これだけっすよ」と答えるにとどめた。
しかし立て続けに同じ質問が出たことが問題というか、よほど暇に暮らしている顔に見えたのか。あるいは他にも何かやったほうがいいのか。楽しいことであればやりたい。

それでは第2の質問にいきたいと思います。
「雑誌に載ったりしてお客さんって増えましたか?」
しばしば聞かれるんですけど、僕がなんで営業中にこんなことしているか、よくよく考えていただきたい。
という感じですかね。11月の週末とかは「お、いいぞ!」という日が何日か見受けられたので、もしかしたらそれが雑誌に載ったあれなのかなと思っているが、だとしたらなんか本当にすごい!すごい効果だ!というか。いや、ポツポツとお聞きすることはあるので実際に雑誌で見て知って来ていただいている方はいるんだけれども、雑誌載ったのですごいことになりました!みたいなことはないし、なんかおかしなことにもなっていない。
そもそも雑誌とかで紹介いただくことで短期的にお客さん増えるみたいなことに期待はしていないというか回避したいくらいで、まあなんか認知が広がればいいなとか、あとはなんか箔がつくといいなというところなんだけど、「でもまあ一定のなんかはあるんだろうな、バタバタしなければいいのだけど…」とか思っていたし、Hanakoのときは掲載直後に「hanakoのカフェ特集に載ると、数ヶ月は満席で入れなかったお店を数多く見てまして」というコメントをいただいたりしたので僕もちょっと身構えたというか「ぎょぎょぎょ」と思ったのだけど、本当にバタバタしなかった。見事なまでに。聞こえてくるのは歓呼の声ではなく閑古鳥の鳴き声。鳴き声なのか泣き声なのか。一聴では判断できかねます。

第3の質問。「最近なにか「お」と思ったことはありましたか?」
夜中に歩行していたところ、コンビニの前に停められた配送のトラックのコンテナの扉が開いていた。周囲の薄暗がりの中で、コンテナ内部の明るみが矩形に際立っている。トラックに近づくにつれて中がよく見えるようになっていき、配送物を出し終えたのか、だいたいがらんどうのようだった。内側の壁に反射して見えてきたものに、目が何か違和を感じたらしかった。「コンビニのトラックのコンテナの中に見るべきもの」として想定していたものと違う質感が見えた気がして、じっと見つめながらより近づいていくと、その何かは倒れている人体だった。緑色の服をまとった男が両腕を広げて、まっすぐ伸ばした片方の脚の上にもう一方の脚を90度に折って乗せる、臀部のストレッチの格好とほぼおなじ格好で、その倒れた人体は口を開けて寝ているらしかった。それがコンテナ内の明かりに照らされていた。寒くはないのか?それが僕の疑問だった。

第4の質問。「今は何時ですか?」
20時44分です。

第5の質問。「今日お出ししたものはなんですか?」
いろいろです。

第6の質問。「次の質問はなんですか?」
「今オーダーが入ったんちゃいますか?」

第7の質問。「今オーダーが入ったんちゃいますか?」
よくわかりましたね。コーヒーを淹れました。深煎りの方です。

第8の質問。「深煎りと浅煎りどちらがよく出ますか?」
圧倒的に深煎りですね。あなたはどちらが好きですか?

「僕は美味しければどちらも好きです。深煎りを飲みたいときと浅煎りを飲みたいときが別々にあります。だからどちらがという問いにはお答えできないです。ただ深煎りは何杯も続けて飲むと疲れる感じがするので、「今から1時間以内に3杯のコーヒーを飲め」と指示された場合は浅煎りを選びます」

「そういった指示をされることはよくあるのですか?」

「そういった指示をされたことはありません。あなたはどうですか?」

「僕ですか?僕の話は今はよくて。でもその質問にはお答えしますね。そういった指示をされたことはありません」

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