本の読める店

定食屋の様子

Entry blog fuzkue209

こんにちは、定食吉川の阿久津です。何度もお目汚し申し訳ないのですが、今日もフヅクエのブログをお借りして定食屋の話を書こうかと思います。

定食菊池は写真の通り看板を出しておりまして、この看板を作成するのがまた異様に楽しかったので、誰からも望まれていないでしょうけれども看板はこうやって作りましたみたいなことをまた今度書こうかなという気でいるのですけれども、ともあれ、定食岩田は看板を出していると。
看板にある情報は定食の様子をうつした写真と、場所を示す「2F」と矢印、それから「雑穀ご飯や煮物や和え物等野菜中心の定食 (ご飯おかわりしていただけます) ¥1,000」で、「定食杉内」といった店名はもちろんなく(看板出すときとかに道行く人に「なんて店なんですか?」と問われた時は「特に名前はないっすね」と答えている)、通行の方々に「定食か、否か」、そういった苛烈な問いを突きつけるものになっている。

「今日は定食だ」そう決めて階段を上がると、店と思しき扉が見える。普段「fuzkue」という店名が表示されているところには「今日の定食の内容」というA4の紙が貼られており、その日のおかずが記載されている。
店に入ると「いらっしゃいませ」の元気な声。(何度か来られたことのある方だとうっかり「こんにちは」と言ってしまうことがあり、「いけない、いけない」となったり)(なお、fuzkueの店主に確認したところfuzkueではいらっしゃいませという言葉は使われないとのこと)
状況に応じてだが店の人間が席を指定することもよくあり、席を効率的に埋めるべく気を配っている模様。
また、fuzkue営業時よりも席が一つ多くなっている。ふだん店の人間が座っている椅子をカウンターに置き、一人でも多く詰め込みたい様子。さらにソファの配置も変えられ、最大で5名さんグループを受け入れることも可能になっている。
席につくと水を持った店の人間がやってきて「それじゃあ定食お持ちしますね」と一方的に通知する。この店に「選択肢」という言葉は存在しない。(fuzkueの営業中に各席に置かれているというメニュー表も回収され、店内に「fuzkue」を知らせる文字はどこにもない。)
厨房に戻った店の人間ががちゃがちゃとおかずをよそったりして、早いとものの1,2分で出てくる。抜かりのないスタンバイあってこその、定食屋。
食事を終え、帰り際に店の人間に「夜もやってるんですか?」と尋ねてみると、一瞬の躊躇ののち、「あの、夜はなんていうか別の、あの、なんか毛色の違う店になりますね」などと言いながらショップカードをどこからか取り出し「よかったら見てみてください」と渡してくる。

ここで店の人間であるところの定食大野の阿久津の頭の中を覗いてみよう。
11時半ごろから1時半ないし2時くらいまでの短い時間でいかに!みたいななんかこうスプリントというか、全力疾走感がわりとあるんですけれども、非常にいい勢いで体を動かしながら考えているのはひたすら数のこと。1…2…4…8!4名さんご来店ジャンプアップ!もっと!もっともっと!どんどん来い!みたいなね、もうほんとろくでもないですよ。(先日「欲望のあたまかず」ということを書いたけれども、ここでは「その一つの欲望、4にしちゃってください!そもそも欲望なんてされなくていいから看板につられて上がってきて!」というふうに考えられている)
また、基準にしている一日の食数があって、それいったらひとまずいいよね、というのがあるのだけど、上回ったら「貯金」、下回ったら「借金」と称して日次、週次で一喜一憂している。これまで最高だと25の貯金を叩きだした週があり、惨憺たるものだった前週の借金18を帳消しにする大活躍。
今週に関して言えば-1,-3,+2,+2と来たのでちょうどプラマイ0で、明日金曜日が天下分け目の天王山となる。雨だとあからさまに人通りが減るので、一日も早い梅雨の終わりが待たれる。

以上、定食屋の様子を定食ポレダの阿久津がリポートしました。

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