ゴールデンウィ~クと私

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ゴールデンウィ~クは度し難く暇、少なくとも本年は、ということが発覚したため僕の気は完全に緩んでいて、結構なところ緩んでいて。
今日もカレーを仕込もうかと肉をヨーグルトでマリネしたりスパイスを出したりしていたらトマト缶のストックがなかったことに気がついて「こりゃ明日ですね」となって、でも気が緩んでいるから、わずかにおられるお客さんに「ちょっとスーパー行ってきます。万が一どなたか来られたらちょっとしたら戻る旨お伝えしてもらってもいいですか?」とか言いかねないような緩みっぷりで、危うい。一人時間をリラックスして過ごされている方にそんなお願いするとかありえない。でも緩んでいるので言い出しかねない。危うさ。
だから、たいそう暇で、休んじゃったらよかったのかもな、少なくとも一日くらいは、とかは思ったのだけど、まあそれはいいのだけど、と言いながらも今にも「明日休みます!」とか突然言い出しかねないような気分であったりもして、なんとも移ろいやすい心持ちだけど、何ごともやってみなくてはわからないので、今年でゴールデンウィ~クは暇ということがわかったので来年は何かどうかするかもしれないし、「いや去年は暇だったけど、今年は忙しくなるんじゃないか?」とかバカなこと思ってまた同じようにするかもしれないし、わからないのだけど。
いずれにしろ、そういった中で来てくださる方というのはすごくありがたい存在で、というかありがたい以上に、「いやその休みの過ごし方わかるわ〜〜〜俺それ超わかるわ〜〜〜〜〜〜」と言いたい。もちろん言わない。ゴールデンウィ~クの一日をこういう静かな場所で過ごすというのはすごくわかるというか、いいよね、そういうの、そういう一日挟むの超贅沢、ととても思う。
暇で、ぼーっとしていて、風が強かったけれど今日も夏で、半袖で、エアーコントロールに苦心したりして、ふと、ビールを飲んでいた去年の夏の夕暮れの何かの場面を思い出した。大宮のHUBだったろうか。あそこ結構好きで、テラスみたいな席があってそこでビール飲みながらフィッシュ&チップスつまみながら本読んだりっていうのをしばしばおこなっていて(いろいろ読んだ気がするけれど、野球小説の『守備の極意』を読んでいたのが真っ先に浮かぶ)、それが思い出されたのだろうか。
なんだか無性に、日中の暑さがまだ残っているような夕方に人と落ち合ってビールを飲む、ということをしたいと思った。もっとちゃんと夏になったらそれをおこなおう。それはきっと格別に気持ちのいい時間になるはずだ。
…え!?なんだこれ!これいったいなんの話なんだ!
photo by 斉藤幸子