読書の日記(12/4-10)

2023.12.19
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抜粋

12月4日(月) 

前半が終わると後半は布団で見ることにしてパソコンを持参して寝室に。音をミュートにして後半10分すぎに4枚替えで三笘とグロスとジョアン・ペドロとミルナーが入ってチェルシーが追加点を奪って後半40分くらいで眠くなって寝た。

12月5日(火) 

また日記を書きながら電車に揺られてコンビニでハンバーグを買って帰宅し、シャワーを経て夕飯の準備というかあたためをシティとトッテナムの試合を見ながら始めて今日も今日とてで人参と花椒のやつ、長ネギポテサラ、味噌玉、そして今日の作品の蓮根と鶏肉の煮物をいただいてあとはハンバーグ。ご馳走を食べながらサッカーでフォーデンが勝ち越しの点を決めた。こうやって見る試合ができると『オール・オア・ナッシング』は見なくなるものだなと思う。そこではフォーデンは17歳とかだった。ウォーカーは移籍してきたところで今よりも細身だった。そのウォーカーは屈強かつ高速でボールを奪取、解説の林さんが「お金を払って見る価値のあるプレー」と絶賛した。
お布団。『証人』。今のところは何も頭に入ってこない。『グロサ』の例があるので楽観的に構えている。

12月6日(水) 

今日も猿田彦でコーヒーを買って、新しい依存の始まりだろうかと思う。昨日の雨は朝に上がったのか地面は濡れていて空は明るい。きらきらと光を反射させる道を歩きながらそういえば今年の紅葉って、と思う。一度も紅葉の話題を見ることがなかった気がする。高尾山に行ったときに少し色づいているのを見た、それが唯一の接点。知らぬ間に始まり終わった。終わったのかも知らない。今年は大きなクリスマスツリーをと言っていたのも、気づけばもう12月の6日で、きっとこのまま買いそびれる。今日は一日シフトで長丁場でどんな疲れ方になるのか不安で、シラと永山とキャッチボールをして飲んだ日が最後の休みで、13連勤の翌日もまともに仕事で、次のノンシフトは明日だがここは献本梱包発送デイ、本格的なノンシフトの日は12日、この日までの連勤と見るならば26連勤とかか。12日もミーチングと面接はあるが。

12月7日(木) 

終えて少しすると大河内さんがやってきて今日は『読書の日記』の献本の梱包発送作業で一日がかりの大仕事。宛名シール、プチプチ、ガムテープ、特典のシール、そういうものをまずラウンジに運び、それから台車を持って月日に行って5冊ずつクラフト紙にくるまれている本を、全部で200冊台車に置いていく。前回は台車という発想がなくて25冊ずつひたすら行き来していたが、なぜ台車の発想を持てなかったのか謎。ともあれ200冊が置かれた台車はすごい重さで、広場の人を避けながら、しかしコントロールしきれずたまに避けてもらいながら、動かし、B&Bに上がるエレベーターを使えたらと思ったがB&Bは開店前だったのでそこは諦め、階段下から25冊ずつ運搬していって終わるころには暑くなっていたので半袖になった。 山と積まれた本、レターパック、宛名シール、プチプチ、その前に立って腕組みをしながらしばらくどういう流れが滞りがないのかシミュレーションに勤しみ、大枠は想定できるにしても、そしてその事前の想定は大事な作業だが、実際に動きながら研ぎ澄ませていくのが一番手っ取り早いのかもしれない。

12月8日(金) 

早く起きられて早く出られた。得した気持ちで今日も猿田彦でコーヒー買ってから駅に。店に着いたら白湯を飲む。10時から月例会で最初の最近読んでいる本をみんなで話すアイスブレイクの時間で榮山さんが『沖縄に六日間』を挙げ、榮山さんは先週から昨日とかまで沖縄に帰っていてマラソンを走ってきた。相変わらず笑っちゃうような速さで3時間ちょっとだった。3時間を切ることをサブスリーと呼ぶそうで、サブスリーはフルマラソン参加者の3%くらいしかいないらしい。とかを調べていたらLSDという言葉が何度か見えて脳内麻薬とかと関係ある話だろうか。それでだから榮山さんは沖縄に帰って「本と商い ある日、」で『沖縄に六日間』を買って飛行機で読んで到着するころに本の中でも那覇空港から羽田に向かった。

12月9日(土) 

2時過ぎに布団。今日も2ページくらい。ブーストさせたいというか、物語が立ち上がるというか、物語空間が自分の頭の中に馴染むところまでしっかり読みたい。疲れ切った状態で布団で2ページ、誰が何を話してんのと思いながらぼやぼや読んで寝落ちを繰り返すというのはあんまりよくない。

12月10日(日) 

準備を始め、遊ちゃんが初売りを知らせる「初売り」と書かれたやつをつくってくれた。僕は店の中で今日献本分のサインを書き始めるが、何冊か書いて、間に合わないことを悟って広場のブースに持っていきそこで売りながらサイン書きを進める作戦に変更。外に出るとカンナちゃんと内沼さんが到着していた。
よく晴れて、日差しをもろに受ける場所で、動いていたら暑くなって、僕は半袖になった。懸念していたのは寒さだったので意想外の事態で、11時の開始の時間になるとすぐに売れ始めて、そうすると動きは止まらなくて、わあ、時間がないな、と思う。これは一週間の中で感じる時間のなさの縮小版というか一日版みたいな感じで、押されるようにやるべきことをやっていく。本が売れると楽しい。売れなくても楽しい。人がたくさんだ。日記祭はすごい。
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