今日の一冊

2019.08.18
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####フアン・ホセ・アレオラ『共謀綺談』(安藤哲行訳、松籟社)
2018年8月18日
そのあとは、粛々と働きながら、日記の推敲をしていた、今週は12000字くらいなのでだいぶ楽だった、推敲をしていたら、次第に、推敲よりも本読みたいわ今、という心地になっていった、ここ数日、まともに本を開いていない、いくらか、そろそろ、読みたい! という状態になっているらしかった、飢餓感。は言い過ぎか。空腹感。
それで、フアン・ホセ・アレオラの『共謀綺談』を開いた、最初の「記憶と忘却」という序文のようなものがよかった、最初は序文だと思わずに読んでいて、いくらかおかしな語り手のなにか、みたいな調子だと思っていたら普通に序文めいたものだとわかったときが一番おもしろかった。 ホイットマンの名前が出てきた、先週柴崎友香を読んでいて、たぶんニューヨークの話のときに、テジュ・コールを読みたくなったと同時にベン・ラーナーもやはり読みたくなって、また読むかな『10:04』と思っていたところだった、ホイットマンのことが後半、出てきた、それを思い出した、いま一番読みたい小説が『10:04』かもしれない、あるいは『寝ても覚めても』かもしれない。
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