今日の一冊

2019.07.17
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####ウーヴェ・ティム『ぼくの兄の場合』(松永美穂訳、白水社)
2018年7月17日
朝、買い物し、店行き、仕込み、しているとひきちゃんがやってきて、こんにちは、しばらく歓談したのち、いったん皮膚科へ。処方してもらう。戻り、しばらくうろうろし、昼間、ウディ・アレンの映画を見に行こうかとも思ったが、調べてみるとちょうどいい時間のものもあったが、行く気にならない、敵対する世界に妨げられた、それに、ここのところ家でゆっくり過ごすということをしていなくて、それをとても欲していた、それで、じゃ、と言って出る。家帰る。スーツ等を持ってクリーニング屋さんに行き、帰り道にセブンイレブンでアイスコーヒーを購入し、家帰る。ひやむぎを茹でて冷やして食っている途中で、途中で味を変えるためにいつもそうするように生姜をすりおろそうとしたところ、引っ掛けてグラスを落っことし、完膚なきまでに割れて悲しくなる。食後、床をきれいにする。それから、日記を書いたりして、それから、『レーナの日記』を少し読む。戦争でどこかに疎開しているのだったか、どこかの学校にいて、レーナは恋をしたり、恋をしている男女をうらやましく思ったりしている。レコードを掛けて、踊ったりしている、その場を離れて、外を歩く、音が、喧騒が小さくなっていく、空を見上げる。
そのあと、店に届いていたのを取ってきた『ぼくの兄の場合』を読み始める、数ページ読んで、いい感触、と思う、そうしたら、眠くなる、タオルケットをかぶって、ソファで、眠りだす。眠ると、3時間くらい昼寝をしていた、最後に夢を見た、場所は家だったがそれは店だった、表情のない小柄な女と幼児が2人、気づいたら目の前におり、すいません、おしゃべりできない店なので、と、エアコンで枯れた喉からどうにか声を出して告げる、帰ったかどうかは知らない、同じタイミングでもう一人来られて、僕が親子にそういうことを言っているあいだにキッチンに立っていて、フライパンを振り出した。なんなんだ、こいつは、と思ったところで目が覚めた、それからもう少しだけ『ぼくの兄の場合』を読む、第二次世界大戦のときにドイツ軍の兵士として戦争に参加して、そこで命を落とした兄について、思い出したり、思い出せなかったり、残された日記を読み解いたり、するようだ。
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