今日の一冊

2019.06.13
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####パク・ミンギュ『ピンポン』(斎藤真理子訳、白水社)
2017年6月13日
夕方から休みで、それで夜に予定があった、そのあいだに三時間があった、その時間を有効に使いたかった、それで買おうと思っていた本があった、『本の未来を探す旅 ソウル』と『ピンポン』だった、まるで韓国が大好きみたいな二冊だったが、韓国の小説を読むのはたぶん初めてで楽しみだった、それで、だから、新宿の紀伊國屋書店に行って買って、喫茶店に入って、でも今日は仕事をしようと思っていた、なんのため買いたかったのか、でも買いたかった、でも時間を有効に使うためには紀伊國屋書店まで行かない方法があればそれもよかった、それでルミネの中にあるブックファーストに電話をして在庫を問い合わせたところ『ピンポン』はないということで、ないとしたら『ピンポン』だろうと思っていたのでそうがっかりもしなかったががっかりもした、どうしようか、考えてみたらそもそもそんなに時間があるわけでもない、であるならば本屋は行かないでAmazonでポチることにしようか、そういう考えが出てきた、昨日『奇跡も語る者がいなければ』をポチったけれど、それはそれで後悔とかではなく、そのときにどうせ翌日書店に行く時間が潤沢にあるというわけでもない状態で行くということがわかっていたのだからポチればよかった。なんでだろうか、読む本は書店で買いたい。
「セブンイレブンは「街の本屋さん」」とセブンイレブンに貼ってあったそれを今思い出した。「うるせーよwww」くらいしか思うことはないが。
そういうわけで途方に暮れている。四時から来るスタッフのひきちゃんに「今日ってどこからくるの?」と連絡した。都合のいい場所にいたら買ってきてもらおうという算段だった。ジタバタしている。
いや夕方に仕事を
それから目的駅の書店にあれば一番いいじゃないか、ということに初めて気がついたので阿佐ヶ谷の書店を検索したところ書楽という書店があったので問い合わせてみたところ一冊ありそうと言われて店頭在庫見てきますねーと言われて数十秒後にありましたーと言われて、取り置いておきますねーと言われて、なんというか、その方の電話対応がすごいよかったというか、特別なことは言っていないのだけど口調が普通というか、むしろちょっとルンルンというか、取り置いておいちゃいますね〜みたいなトーンがあるような感じがして、なんだろうか、僕はとてもうれしかったしここで買えることになってよかったと思った。
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