今日の一冊

2019.03.31
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####『STUDIO VOICE vol.412 Documentary / Non-Fiction 見ようとすれば、見えるのか?』(INFASパブリケーションズ)
2018年4月1日
朝、C.O.S.A.のEPを聞きながら準備をしていた、するとその優しさみたいなもの力強さみたいなもの弱さみたいなもの誠実さみたいなものに、感動して、涙が出た。そのあと野球のニュースを開いたらイチローがすばらしい守備を見せた、という記事があり、動画があったので見たらホームランをもぎ取っていた、感動して、涙が出た。
べらぼうに忙しい始まりだった、完全にテンパるという、それなりに珍しいことになった、ああ、ええと、ええと、ええと!!! というような。煮物が午後2時になくなった、これは、まさかの事態だったし、開店前に仕込んでもよかった残量だったとも言えた。せず、のんびり準備していた開店前の自分の様子を思い出しながら、愚かさ、甘さ、そういったものに泣きそうな、やたらに悔しい気持ちを覚えていた、減る煮物を見るたびに。
と、おおわらわののち、今ならやれるかもしれない、今始められたら夜には出せる、と思い、煮物に着手した。すると無事煮物を仕込むことができた、ぐらぐらと煮えてくれ、あとは時間がすべてを解決してくれるから……
今日はスタートダッシュでおしまいの日のようだった、夜は着席する時間が長くあった、『STUDIO VOICE』を開いた、「Documentary / Non-Fiction 見ようとすれば、見えるのか?」。
順繰りに読んでいった、最初の三浦直之の文章からすごくよかった、順繰りに読んでいった、ワイズマンとロバート・フランクじゃなくてロバートロバート、ルート1の、
ダメだった、調べた、ロバート・クレイマー。の対談。もよかった。ジャ・ジャンクーのインタビューがなんだかすごくよかった、中国あたりの映画を見たい気になったというか、なにか郷愁のような、胸焦がれる感じで、ああ、見たい、というような、つまり嗚呼、であるとかあゝ、であるとか噫、であるとか、見たい、というような、キュンとしながら見たい気分になった。ガーデンシネマでやっていた上海のやつはきっともうとっくに終わっているだろう、香港だったか、とにかくそういう映画が見たかった。ジャ、ジャンクー。順繰りに読んでいった、どれも本当に面白い、読みたい本が出てくる、『ルポ川崎』読みたくなった、他にも、なにか。
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