今日の一冊

2019.03.20
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####大原富枝編『日本の名随筆 別巻28 日記』(作品社)
2018年3月21日 まさかとは思ったが雪になって、わりと長い時間みぞれ的なものとして白く降っていた、開店前、『日本の名随筆 日記』を開いた。 祝日とはいえこんな天気で、最高気温も3度とかで、それは予報で前日から知れていたことで、こんな日はさすがにきっと暇なんだろうと思っていた、次はホセ・ドノソの『夜のみだらな鳥』の予定だが買うのは明日になるので、ドノソまでのつなぎに、と思ってポチった佐藤航陽の『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』が届いて、今日はこれを読んで過ごすことになるだろう、と思った。
数年のあいだ仕事で住んだシンガポールから今日か明日か帰国しますと、友だちがFacebookに書いていて、それでそういえば彼が面白いって言ってた気がする、と思い出したのか、なんとなくタイミングが来た気がしてポチったのだけど、だからこれを読もうと、そういうつもりでいたら開店からコンスタントにお客さんが来られた、さらにそれは続いた、さらにそれは続いた、さらにそれは続いた、結局、まともに忙しい休日、という日になり、ヘトヘトに疲れた。予期を軽々と越えたその予期とのギャップも影響したのかいつも以上に疲れた。どうしたのだろうか、谷川俊太郎展の駆け込み需要だろうか、谷川俊太郎展は今週で終わる、これが終わったら、どうなるのだろうか、1月から3月までずっとこの展示のおこぼれでいい調子だとばかり思っているが、これが終わったら、どの程度変わるのだろうか。
疲れ切って帰る、寝るまで『お金2.0』を読む、自然の構造に近いルールほど社会に普及しやすく、かけ離れた仕組みほど悲劇を生みやすい、という言葉があり、ほお、と思って寝る。
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