会話のない読書会 植本一子『降伏の記録』

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「会話のない読書会」は「同じ本を同じ場所で同じ時間を共有して見知らぬ人たちと一緒に読む」、という読書会です。
読んだあとに参加者同士で話し合ったりもせず、ただ黙々と、好き好きに飲み食いしながら本を読む、ただそれだけが、なんだかすごい濃厚かつグルーヴィーな体験に、なれ、みたいな企てです。
「読もうと思っていたところで」「これを機に読んでみようかな」「全然知らないけど試しに」等々、いろいろなスタンスの方が参加してくださったら楽しいな、と思っています。
(参考:開催後記:参加の方のご感想等
会話のない読書会
日時 10月30日(月) 20:00~22:30
open19:30 / close24:00
場所フヅクエ
読む本 植本一子『降伏の記録
(本はご用意ください)
料金 1,500円
「2ドリンク」or「1ドリンク+つまみ/ケーキ」。
(+300円/500円で「1ドリンク+軽食/食事」に変更可。当日のお申し出で大丈夫です。)
定員 10名
予約 メール 、あるいはFacebookTwitterのメッセージから
内容 「読む本」を読みます。
適宜飲食物をオーダーしつつ、飲み食いしつつ、自分のペースで読みます。
この日から読み始めるでもいいし、この時間で読み終わるような箇所まで進めて来るでもいいし、再読するでもいいし、好きなように読みます。
途中で疲れたらしばらく他の本であるとかに退避可。外出しての休憩も可。映画館同様途中で帰るのはできるだけ我慢。
22時半で終了のお知らせ。
閉店時間までは残って読み続けてもいいし人と話してもいいしもちろん帰ってもいい、という感じです。
「会話のない読書会」第13回は植本一子の『降伏の記録』を読みます。
去年の暮れに『かなわない』を読んで「うおーーーー」となって、「日記すげーーーー」となって、日記は凄いということになって、今年の2月の『家族最後の日』を読んで「うほーーーwww」となって、「日記やっぱすげーーーwww」となって、やっぱり日記は凄いということになって、それからも日記欲を満たすためにヴァージニア・ウルフの日記であるとか武田百合子の『富士日記』であるとかを読んだそのきっかけ、僕のなかの日記愛好の源流みたいになった読書体験だったのですが、今度のやつがどういう形式なのかはわからないですけれども、楽しみでないわけがないという一冊で、なのでこちらでという次第で。
『家族最後の日』のときも読書会をして、このときは告知して一晩で予約が埋まるみたいなことになって、後にも先にもそういうことはなかったものでずいぶん待望されているんだなと新鮮だったのですが、そのときの読書会もまたなんというか過剰にエモいというか、『家族最後の日』の舞台と初台ってそう遠くない場所で、笹塚とか、二駅とか三駅とかしか離れていない感じで、なんていうんですかね、すごい地続きに『家族最後の日』の世界がある感じがして、それを寄り集まった人たちがみんな読んでいる、という、この、その感じはけっこうなところ濃密で、鼻をすする音とかがあちらやこちらから聞こえてくる感じ、「Eよ〜、EよEよ〜」と思いながら僕は調理等をおこなっていた、それはとてもよい夜だった、そのため新刊でもやるよやるよという次第で。
という感じでご参加あれ〜〜〜。