会話のない読書会 坂口恭平『けものになること』

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「会話のない読書会」は「同じ本を同じ場所で同じ時間を共有して見知らぬ人たちと一緒に読む」、という読書会です。
読んだあとに参加者同士で話し合ったりもせず、ただ黙々と、好き好きに飲み食いしながら本を読む、ただそれだけが、なんだかすごい濃厚かつグルーヴィーな体験に、なれ、みたいな企てです。
「読もうと思っていたところで」「これを機に読んでみようかな」「全然知らないけど試しに」等々、いろいろなスタンスの方が参加してくださったら楽しいな、と思っています。
(参考:開催後記:参加の方のご感想等
会話のない読書会
日時 3月9日(木) 20:00~22:30
open19:30 / close24:00
場所フヅクエ
読む本 坂口恭平『けものになること
料金 1,500円
「2ドリンク」or「1ドリンク+つまみ/ケーキ」。
(+300円/500円で「1ドリンク+軽食/食事」に変更可。当日のお申し出で大丈夫です。)
定員 10名
予約 メール 、あるいはFacebookTwitterのメッセージから
内容 「読む本」を読みます。
適宜飲食物をオーダーしつつ、飲み食いしつつ、自分のペースで読みます。
この日から読み始めるでもいいし、この時間で読み終わるような箇所まで進めて来るでもいいし、再読するでもいいし、好きなように読みます。
途中で疲れたらしばらく他の本であるとかに退避可。外出しての休憩も可。映画館同様途中で帰るのはできるだけ我慢。
22時半で終了のお知らせ。
閉店時間までは残って読み続けてもいいし人と話してもいいしもちろん帰ってもいい、という感じです。
「会話のない読書会」第9回は坂口恭平の『けものになること』を読みます。
「ドゥルーズになった「おれ」は『千のプラトー』第10章を書き始めた。狂気と錯乱が渦巻きながら23世紀の哲学をうみだす空前の実験。『現実宿り』を更新する異才の大傑作。」とのことなんですが、これはwww すごいwww というところで、僕はまだ読み途中なんですがこれはぜひ読書会でやりたいなうってつけ感あるなと思ったのでやる次第です。
なんでうってつけなのかというところですが帯のコメントで「この言葉の激流はなんだ?」と保坂和志が書いているのですが本当に激流で、執筆自体もとても激流だったみたいで1週間でわーーーっと書かれたそうなんですが、激流で、ほとばしっていて、加速しつづけているというかフルスロットルがずーーーっと続くような感じでして、音楽は鳴り続けるので、止まらないので、止める場所がないので、私たちは適切な環境に身を置いて踊り続けなければならないので、なのでこのずっと読んでいるだけという読書会にはうってつけというわけでした。前にこの読書会は「コズミック・グルーヴ」がコンセプトでみたいなことを冗談で書いたのですがなんていうか『けものになること』を全員で黙々と読むその状況は本当にコズミックなグルーヴを生み出しそうな気しかしない、そういったわけでぜひご参加ください。